ハイブリッドシステムの特徴

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ハイブリッドシステムは、電気モーターとガソリンエンジンという2つのパワーのシナジー(相乗)効果により、優れた動力性能と低燃費化の両立を高い次元で実現したシステムです。さらに、排出ガスを低減、クリーン化した環境に配慮した技術となっています。

システムの構成部品

イラストは説明のための例であり、実際とは異なります。

  1. ガソリンエンジン
  2. フロント電気モーター
  3. リヤ電気モーター(AWD車)

停車時・発進時・低速走行時

停車中はガソリンエンジンを停止します。

発進時は電気モーターを使って発進します。

低速走行時や下り坂走行時もガソリンエンジンを停止し、電気モーターを使って走行します。

シフトポジションがNにあるときは駆動用電池への充電が行われません。

※:

駆動用電池の充電が必要なときやエンジン暖機中など、ガソリンエンジンが自動停止しないことがあります。(→ガソリンエンジンの自動停止について

通常走行時

主にガソリンエンジンを使用して走行します。
必要に応じて電気モーターを発電機として動かし、駆動用電池へ充電します。

急加速時

アクセルペダルを強く踏み込むと、ガソリンエンジンに加え、駆動用電池からも電気モーターに電力を供給し、電気モーターの出力を上げ、力強く加速します。

減速時・制動時(回生ブレーキ)

車輪が電気モーターを発電機として動かし、駆動用電池へ充電します。

知識

回生ブレーキについて

次の場合、車の運動エネルギーを電気エネルギーに変換し、駆動用電池へ充電すると共に減速力を得ることができます。

  • シフトポジションがDまたはSで走行中に、アクセルペダルから足を離したとき

  • シフトポジションがDまたはSで走行中に、ブレーキペダルを踏んだとき

EVインジケーターについて

ガソリンエンジン停止中や、電気モーターのみで走行しているときに、EVインジケーターが点灯します。

ガソリンエンジンの自動停止について

車両状態に応じて、ガソリンエンジンは自動的に始動・停止します。
ただし、次のいずれかの状態では自動停止しないことがあり、燃費が低下する場合があります。

  • ガソリンエンジン暖機中

  • 駆動用電池充電時

  • 駆動用電池の温度が高いとき、または低いとき

  • 暖房をかけているとき

  • 急加速・急減速をくり返したとき

  • 長時間のハイブリッドシステム作動をくり返したとき

  • 長い下り坂を走行したとき

※:

状況により、上記の他にもガソリンエンジンが自動停止しない場合があります。

駆動用電池の充電について

ガソリンエンジンの動力による充電や回生ブレーキにより、駆動用電池が充電されるため、車外からの充電は必要ありません。しかし、車両を長時間放置すると、少しずつ放電します。そのため少なくとも、2~3ヶ月に一度、約30分間または16kmほど運転してください。
万一、駆動用電池が完全に放電し、ハイブリッドシステムを始動できないときはレクサス販売店にご連絡ください。

補機バッテリーの充電について

補機バッテリーの充電について

補機バッテリーあがり発生後や、交換などでターミナルを脱着したとき

ガソリンエンジンの自動停止が行われないことがあります。
自動停止しない状態が2~3日続く場合は、レクサス販売店へご連絡ください。

ハイブリッド車特有の音と振動について

ハイブリッド車は、READYインジケーターが点灯し、走行可能な状態でも、通常の車のように、エンジン音や振動がないことがあるため、走行可能な状態であることに気が付かない場合があります。安全のため、駐車時は確実にパーキングブレーキをかけ、シフトポジションをPにしてください。

ハイブリッドシステム始動後は、次のような音や振動が発生する場合がありますが、異常ではありません。

  • エンジンルームからのモーター音

  • ハイブリッドシステム始動時や停止時に聞こえる車両後方および駆動用電池からの音

  • ハイブリッドシステム始動時および停止時に車両後方から聞こえる“コトン”、“カチッ”などの高電圧リレーの音

  • トランクを開けたときに聞こえる作動音

  • ガソリンエンジンの始動・停止時や低速走行時、およびアイドリング中にトランスミッション付近から聞こえる音

  • 急加速時のエンジン音

  • ブレーキペダルを踏んだときや、アクセルペダルをゆるめたときに聞こえる回生ブレーキの音

  • ガソリンエンジンの始動・停止による振動

  • リヤシート下部(助手席側)にある吸入口から聞こえるファンの音

メンテナンスや修理・廃車について

お車のメンテナンスや修理・廃車の際は必ずレクサス販売店にご相談ください。特に廃車する場合は、レクサス販売店を通じて駆動用電池の回収を行っていますので、ご協力ください。

カスタマイズ機能

機能の一部は、設定を変更することができます。(→ユーザーカスタマイズ機能一覧

車両接近通報装置

ガソリンエンジンが停止した状態での走行時、車両の接近を周囲の人に知らせるため、車速に応じた音階で音を鳴らします。この音は、車内にも聞こえることがあります。車速が約25km/hをこえると消音します。

知識

車両接近通報装置について

次のような場合は、周囲の人に通報音が聞こえにくくなることがあります。

  • 周囲の騒音が大きい場合

  • 雨または強風の場合

マルチインフォメーションディスプレイに「車両接近通報装置故障 販売店で点検を受けてください」が表示されたとき

車両接近通報装置に異常があるおそれがあります。レクサス販売店に連絡してください。

先読みエコドライブ

※:

お客様の走りを次回の支援に反映するため、けん引など、車両の状態が大きく変わるような場合は、“先読みエコドライブの機能の利用をしない” に設定することを推奨します。

本システムは走行の状況や交通情報をもとに作動し、優れた実燃費に貢献する機能です。先読みエコドライブの詳細については、別冊「マルチメディア取扱説明書」を参照してください。

先読み減速支援

過去のドライバーの行動をデータベースに蓄積し、どこで減速・停止をするかを予測します。減速・停止行動を蓄積した地点に対して減速支援を行うことで、駆動用電池の充電量を増やすことができます。

登録された減速支援地点に車両が近づくと、アクセルペダルを離したあとに、走行状況に応じてエンジンブレーキ力を高めます。

先読みSOC制御

※:

SOCは駆動用電池残量です。

電力を効率よく使用して走行するために、経路や交通情報などのデータをもとに、次のような制御が働きます。

  • 途中に長い下り坂がある場合は、下り坂手前から駆動用電池の残量を減らしておくことで、下り坂走行中の回生ブレーキによる充電容量を確保します。

  • 渋滞が予想される場合は、渋滞路での駆動用電池残量の低下により、強制的にエンジンをかけて充電する頻度を減らすために、渋滞手前から駆動用電池残量を確保しておきます。

先読みSOC制御:目的地予測

※1:

SOCは駆動用電池残量です。

※2:

車両連携エコを「あり」にしたときに作動します(→車両連携エコ

車両のGPS情報から、約1ヶ月の走行履歴を蓄積して統計処理し、車両が長時間駐車する場所(目的地)を学習します。目的地手前でEV走行に切りかえて駆動用電池の残量を減らしておくことで、次回ハイブリッドシステム始動時にガソリンエンジンの暖機と同時に駆動用電池を充電し、早期にEV走行に切りかわるようになり、駆動用電池の充放電量をより効率的に制御します。

知識

先読みSOC制御について

本機能はナビの案内稼働中、かつそのルート上に車両がいる場合に実施されます。(駐車場などでは実施されません)

先読みEVドライブ(エリア適応)

駆動用電池残量を調整し、ナビゲーションに登録された自宅周辺で自動的にEVドライブモードに切り替えます。

先読みEV ドライブ(エリア適応)について
  • 本機能は自宅を目的地にルート案内することで有効になります。

  • EVドライブモード中は暖房性能が低下する場合があります。

    暖房性能の効きが悪いと感じられたときはEVドライブモードスイッチを押し、EVドライブモードを解除してください。

  • リモートスタートを使用された場合、EVドライブモードが解除されるケースがあります。

  • システム状況によってはEVドライブモードに切りかえられないケースがあります。

    例)ハイブリッドシステムが高温・低温のとき、駆動用電池の充電が低いとき、車速が高いときなど

先読みエコドライブ(先読みSOC制御:目的地予測)が作動する時期

冬期のみ作動します。地域によって冬期は異なります。また、ソフトウェアのアップデートにより、冬期は見直される場合があります。

先読みエコドライブ(先読みSOC制御:目的地予測)の制御について

車両の使用環境や道路環境によっては駆動用電池の充放電量をより効率的に制御できなかったり、駆動用電池保護のために作動を制限したりすることがあります。

車両の走行履歴について
  • 車両の走行履歴や長時間駐車する場所の情報などはシステム内に保存され、センターには送信されません。

  • 走行履歴の状態によっては、学習が完了するまでに時間がかかる場合があります。