ここでは、お車にチャイルドシートを取り付ける前にお守りいただきたいことや、チャイルドシートの種類および取り付け方法などを記載しています。

  • シートベルトを正しく着用できない小さなお子さまを乗せるときは、チャイルドシートをお使いください。お子さまの安全のために、チャイルドシートはリヤシートに取り付けてください。
    取り付け方法は、商品に付属の取扱説明書に必ず従ってください。

  • レクサスでは、より安全にお使いいただくために、レクサス純正チャイルドシートの使用を推奨しています。
    レクサス純正チャイルドシートは、レクサス車のために作られたチャイルドシートです。レクサス販売店で購入することができます。

目次

知っておいていただきたいこと:知っておいていただきたいこと

チャイルドシートを使用するときは:チャイルドシートを使用するときは

シート位置別チャイルドシートの適合性について:シート位置別チャイルドシートの適合性について

チャイルドシートの取り付け方法:チャイルドシートの取り付け方法

知っておいていただきたいこと

  • チャイルドシートに関する注意事項および法規について、優先してお守りください。

  • お子さまが成長し、適切にシートベルトが着用できるようになるまではチャイルドシートを使用してください。

  • お子さまの年齢・体格に合わせて、適切なチャイルドシートをお選びください。

  • すべてのチャイルドシートがすべての車両に適合するわけではありません。チャイルドシートの使用・購入の際は、あらかじめ取り付けるシート位置との適合性を確認してください。

警告

お子さまを乗せるときは

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • 事故や急停止の際、効果的にお子さまを保護するために、必ず正しく取り付けられたチャイルドシートを使用して、しっかり体を固定してください。お子さまに最適なチャイルドシートについては、チャイルドシート製造業者、または販売業者にご相談ください。

  • レクサスでは、お子さまの年齢や体の大きさに合った適切なチャイルドシートをリヤシートに取り付けることを推奨します。事故統計によると、フロントシートよりリヤシートに適切に取り付けるほうがより安全です。

  • お子さまを腕の中に抱くのはチャイルドシートのかわりにはなりません。事故の際、お子さまがフロントウインドウガラスや乗員、車内の装備にぶつかるおそれがあります。

チャイルドシートについて

次のことをお守りいただかないと、急ブレーキをかけたときや衝突したときなどに飛ばされるなどして、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • 事故等で車両に強い衝撃を受けた場合は、チャイルドシートにも目に見えない破損があるおそれが強いため、再使用しないでください。

  • チャイルドシートによっては、取り付けができない、または取り付けが困難な場合があります。その場合は、車への取り付けに適したチャイルドシートであるか確認してください(→シート位置別チャイルドシートの適合性について)。本書のチャイルドシート固定方法およびチャイルドシートに付属の取扱説明書をよくお読みの上、確実に取り付け、使用方法をお守りください。

  • チャイルドシートを使用しないときであっても、シートに適切にしっかりと取り付けた状態にしてください。ゆるめた状態で客室内に置くことは避けてください。

  • チャイルドシートの取りはずしが必要な場合は、車両からはずして保管するか、トランク内に容易に動かないように収納してください。

チャイルドシートを使用するときは

助手席にチャイルドシートを取り付けるとき

お子さまの安全のために、チャイルドシートはリヤシートに取り付けてください。

やむを得ず助手席にチャイルドシートを取り付ける場合には、助手席シートを次のように調整し、チャイルドシートを取り付けてください。

  • 背もたれを可能な限り起こす

  • シートをいちばんうしろに下げる

  • シートの高さをいちばん高い位置まで上げる

  • ヘッドレストとチャイルドシートが干渉してチャイルドシートが正しく取り付けられない場合は、ヘッドレストを取りはずしてください。取りはずしができない場合は、ヘッドレストをいちばん上まで上げてください。

警告

チャイルドシートを使用するとき

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • やむを得ず 助手席にチャイルドシートを取り付ける場合には、チャイルドシートをうしろ向きに取り付けないでください。
    うしろ向きに取り付けていると、事故などで助手席SRSエアバッグがふくらんだとき、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
    助手席側のサンバイザーに、同内容のラベルが貼られています。併せて参照してください。

  • やむを得ず助手席に前向きにチャイルドシートを取り付ける場合には、助手席シートをいちばんうしろに下げて取り付けてください。
    助手席SRS エアバッグはかなりの速度と力でふくらむので、お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • チャイルドシートに座らせている場合でも、ドア・シート・フロントピラー・リヤピラー・ルーフサイドレール付近にお子さまの頭や体のどの部分も、もたれかけないようにしてください。SRSエアバッグがふくらんだ場合、大変危険であり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • ジュニアシートを使用している場合は、肩部ベルトが常にお子さまの肩の中心にくるようにしてください。ベルトを首から離すと共に肩から落ちないようにしてください。

  • お子さまの年齢や体の大きさに合ったチャイルドシートを使用して、リヤシートに取り付けてください。

  • 運転席とチャイルドシートが干渉し、チャイルドシートが正しく取り付けられない場合は、助手席側のリヤ席に取り付けてください。

  • 助手席シートとチャイルドシートが干渉しないように、助手席シートを調整してください。

シート位置別チャイルドシートの適合性について

シート位置別チャイルドシートの適合性一覧表について

シート位置別チャイルドシートの適合性(→シート位置別チャイルドシートの適合性)は、使用可能なチャイルドシートの種類や取り付け可能な座席位置を記号で表しています。
次に記載されている、「シート位置別チャイルドシートの適合性を確認する前に」も併せて確認してください。

シート位置別チャイルドシートの適合性を確認する前に

  1. チャイルドシートの規格を確認する
    UN(ECE)R44に適合したチャイルドシートを使用してください。
    適合したチャイルドシートには、次の認可マークが表示されています。
    チャイルドシートに付いている認可マークを確認してください。

    法規番号の表示例

    UN(ECE)R44認可マーク
    対象となるお子さまの体重の範囲が記載されています。
  2. チャイルドシートのカテゴリーを確認する
    チャイルドシートのカテゴリーが次のどのカテゴリーに該当するのか、チャイルドシートの認可マークを確認ください。
    また、ご不明な場合はチャイルドシートに付属の取扱説明書を確認頂くか、または販売業者へ確認してください。
    • ユニバーサル「universal(汎用)」

    • セミユニバーサル「semi-universal(準汎用)」

    • リストリクティッド「restricted(限定)」

    • ビークルスペシフィック「vehicle specific(特定車両)」

※1:

UN(ECE)R44は、チャイルドシートに関する国連法規です。

※2:

表示されているマークは、商品により異なります。

シート位置別チャイルドシートの適合性

車両のシートベルトで固定するタイプのユニバーサル(汎用)カテゴリーのチャイルドシートに適しています。

ISOFIXチャイルドシートに適しています。

トップテザーアンカレッジが装備されています。

やむを得ず助手席にチャイルドシートを取り付ける場合には、チャイルドシートをうしろ向きに取り付けないでください。

※1:

シートをいちばんうしろに下げた状態で取り付けてください。シートの高さ調整ができる場合は、いちばん高い位置に調整してください。

※2:

背もたれを可能な限り起こしてください。
前向きにチャイルドシートを取り付けるときに、背もたれとチャイルドシートの間にすき間がある場合は、背もたれとチャイルドシートのすき間が少なくなるように背もたれを調整してください。

※3:

ヘッドレストとチャイルドシートが干渉してチャイルドシートが正しく取り付けられない場合、ヘッドレストの取りはずしが可能なときは、ヘッドレストを取りはずしてください。
取りはずしができない場合は、ヘッドレストをいちばん上まで上げてください。

※4:

チャイルドシートを必ず、前向きで使用してください。

チャイルドシート取り付けに関する詳細情報

着座位置

シート位置の番号

ユニバーサル(汎用)ベルト式が搭載可能な着座位置(有/無)


前向きのみ

アイサイズ着座位置(有/無)

搭載可能な横向きチャイルドシートの治具(L1/L2)

×

×

×

搭載可能なうしろ向きチャイルドシートの治具(R1/R2X/R2/R3)

×

×

×

搭載可能な前向きチャイルドシートの治具(F2X/F2/F3)

×

F2X

F2X

搭載可能なジュニアシートの治具(B2/B3)

×

×

×

ISOFIX チャイルドシートはいくつかの「治具」に分かれています。上記の表に示す「治具」の着座位置でチャイルドシートを使用することができます。「治具」の種類は、次の表を確認ください。
チャイルドシートの「治具」の種類を確認するために、チャイルドシートに付属の取扱説明書を確認してください。お手持ちのチャイルドシートに「治具」の種類がない(または必要な情報が表の中にない)場合は、チャイルドシートの「車種別適合リスト」を参照するか、販売業者へお問い合わせの上、適合性を確認してください。

治具

使用の向き・形状・大きさ

F3

全高前向きチャイルドシート

F2

低型前向きチャイルドシート

F2X

低型前向きチャイルドシート

R3

大型うしろ向きチャイルドシート

R2

小型うしろ向きチャイルドシート

R2X

小型うしろ向きチャイルドシート

R1

うしろ向きチャイルドシート

L1

左向き寝台式チャイルドシート

L2

右向き寝台式チャイルドシート

B2

ジュニアシート

B3

ジュニアシート

  • リヤシートにチャイルドシートを取り付けるときは、お子様やチャイルドシートがフロントシートと干渉しないようにフロントシートを調整してください。

  • サポートベース付きのチャイルドシートを取り付けるときに、チャイルドシートをサポートベースへ固定する際にチャイルドシートが背もたれと干渉する場合は、チャイルドシートが干渉しなくなるまで背もたれを調整してださい。

  • シートベルトのショルダーアンカーがチャイルドシートベルトガイドより前にある場合は、シートを前方に動かします。

  • ジュニアシートを取り付けるときに、お子様がかなり直立した姿勢になる場合は、背もたれの角度を最も快適な位置に調整します。 また、シートベルトのショルダーアンカーがチャイルドシートベルトガイドより前にある場合は、シートを前方に移動します。

チャイルドシートをシートベルトで固定する

シートベルトで固定する

チャイルドシートに付属の取扱説明書に従ってチャイルドシートを取り付けてください。
お手持ちのチャイルドシートが「ユニバーサル」カテゴリーでない(または必要な情報が表の中にない)場合は、チャイルドシートメーカーが提供する「車種別適合リスト」を参照するか、販売業者へお問い合わせの上、適合性を確認してください。(→シート位置別チャイルドシートの適合性を確認する前に, シート位置別チャイルドシートの適合性

  1. やむを得ず助手席にチャイルドシートを取り付ける場合は、助手席シートを正しく調整してください。(→助手席にチャイルドシートを取り付けるとき
  2. ヘッドレストとチャイルドシートが干渉してチャイルドシートが正しく取り付けられない場合は、ヘッドレストを取りはずしてください。取りはずしができない場合は、ヘッドレストをいちばん上まで上げてください。(→ヘッドレスト
  3. チャイルドシートにシートベルトを取り付け、プレートをバックルに“カチッ”と音がするまで挿し込む。ベルトがねじれていないようにする
    チャイルドシートに付属の取扱説明書に従い、シートベルトをチャイルドシートにしっかりと固定させてください。
  4. チャイルドシートにシートベルトの固定装置が備わっていない場合は、ロッキングクリップ(別売)を使用して固定する
    ロッキングクリップの購入にあたっては、レクサス販売店にご相談ください。(ロッキングクリップ品番:73119-22010)
  5. 取り付け後はチャイルドシートを前後左右にゆすり、しっかりと固定されていることを確認してください。(→チャイルドシートを取り付けるとき

チャイルドシートの取りはずし

バックルの解除ボタンを押し、シートベルトをチャイルドシートから取りはずす

バックル解除時に、シートクッションの反発により、チャイルドシートが跳ね上がることがあります。

チャイルドシートを抑えながらバックルの解除をしてください。シートベルトは自動的に巻き取られますので、ゆっくりもどしてください。

警告

チャイルドシートを取り付けるとき

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • お子さまをシートベルトで遊ばせないでください。万一ベルトが首に巻き付いた場合、窒息など重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
    誤ってそのような状態になってしまい、バックルもはずせない場合は、ハサミなどでシートベルトを切断してください。

  • シートベルトのプレートとバックルがしっかり固定されて、ベルトがねじれていないか確認してください。

  • チャイルドシートを前後左右にゆすって、しっかり固定されているか確認してください。

  • チャイルドシートを固定したあとは、シートを調整しないでください。

  • ジュニアシートを使用している場合は、肩部ベルトが常にお子さまの肩の中心にくるようにしてください。ベルトを首から離すと共に肩から落ちないようにしてください。

  • 必ずチャイルドシートに付属の取扱説明書をよくお読みの上、確実に取り付け、使用方法をお守りください。

チャイルドシートをISOFIXロアアンカレッジで固定する

ISOFIXロアアンカレッジについて

この車はリヤ席にISOFIXロアアンカレッジが装備されています。(ロアアンカレッジが装備されていることを示すボタンがシートに付いています)

ISOFIXロアアンカレッジで固定する

チャイルドシートに付属の取扱説明書に従ってチャイルドシートを取り付けてください。
お手持ちのチャイルドシートが「ユニバーサル」カテゴリーでない(または必要な情報が表の中にない)場合は、チャイルドシートメーカーが提供する「車種別適合リスト」を参照するか、販売業者へお問い合わせの上、適合性を確認してください。(→シート位置別チャイルドシートの適合性を確認する前に, シート位置別チャイルドシートの適合性

  1. チャイルドシートをシートに取り付ける
    チャイルドシートのコネクタ(取り付け金具)をチャイルドシートロアアンカレッジに取り付けます。
    取り付け方法は、それぞれのチャイルドシートに付属の取扱説明書に従ってください。
  2. 取り付けたチャイルドシートを前後左右にゆすり、固定されていることを確認する(→チャイルドシートを取り付けるとき

警告

チャイルドシートを取り付けるとき

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • チャイルドシートを固定したあとは、シートを調整しないでください。

  • ISOFIXロアアンカレッジを使用するときは、周辺に障害物がないか、シートベルトが挟まっていないかなどを確認してください。

  • 必ずチャイルドシートに付属の取扱説明書をよくお読みの上、確実に取り付け、使用方法をお守りください。

トップテザーアンカレッジを使用する

トップテザーアンカレッジについて

この車はリヤ席にトップテザーアンカレッジが装備されています。

テザーベルトを固定するときに使います。

  1. テザーベルト
  2. トップテザーアンカレッジ

テザーベルトをトップテザーアンカレッジに固定する

チャイルドシートに付属の取扱説明書に従ってチャイルドシートを取り付けてください。

フタを開けてトップテザーアンカレッジにフックを固定し、テザーベルトを締める

テザーベルトをピンと張り、フックがしっかり固定されていることを確認します。(→チャイルドシートを取り付けるとき

  1. テザーベルト
  2. フック

警告

チャイルドシートを取り付けるとき

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • テザーベルトがしっかり固定されて、ベルトがねじれていないか確認してください。

  • テザーベルトはトップテザーアンカレッジ以外に掛けないでください

  • チャイルドシートを固定したあとは、シートを調整しないでください。

  • 必ずチャイルドシートに付属の取扱説明書をよくお読みの上、確実に取り付け、使用方法をお守りください。

注意

トップテザーアンカレッジについて

使用しないときはフタを確実に閉めてください。開けたままにしておくとフタが破損するおそれがあります。

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