コンバーチブル以外:設定温度に合わせて吹き出し口と風量を自動で調整します。

コンバーチブル:設定温度やソフトトップルーフの開閉状態に合わせて吹き出し口と風量を自動で調整します。

エアコン操作スイッチとセンターディスプレイのエアコン操作画面(→エアコン操作画面について)で操作します。

エアコン操作スイッチについて

  1. フロントデフロスタースイッチ
  2. リヤウインドウデフォッガー&ミラーヒータースイッチ
  3. 助手席側温度調整スイッチ
  4. 風量調整スイッチ
  5. 内外気切りかえスイッチ
  6. 運転席側温度調整スイッチ
  7. OFFスイッチ
  8. AUTOスイッチ

温度を調整する

設定温度を上げるときは温度調整スイッチを上に、下げるときは下に操作する

“A/C”のインジケーターが消灯している場合は、送風または暖房で使用できます。

風量を切りかえる

風量を増やすときは風量調整スイッチを上に、減らすときは下に操作する

OFFスイッチを押すと、ファンが止まります。

内気循環/外気導入を切りかえる

内外気切りかえスイッチを上下に操作する

操作するたびに次のように設定が切りかわります。

AUTO→外気導入→内気循環→AUTO

AUTOを選択したときは、内気循環と外気導入の切りかえを自動で行います。また、トンネル情報を考慮して最適な内外気設定に切りかえます。(トンネル連動内気

※:

トンネル連動内気の設定を変更することができます。詳しくは別冊「マルチメディア取扱説明書」を参照してください。

フロントウインドウガラスの曇りを取る

フロントデフロスタースイッチを押す

除湿機能が作動し、風量が増えます。内気循環にしている場合は、外気導入にしてください。(自動的に外気導入に切りかわることがあります)

風量を強くし、設定温度を上げると、より早く曇りを取ることができます。曇りが取れたら再度フロントデフロスタースイッチを押すと前のモードにもどります。

リヤウインドウデフォッガー&ミラーヒーター

リヤウインドウガラスの曇りを取るときや、ドアミラーから雨滴や霜を取るときに使用してください。

リヤウインドウデフォッガー&ミラーヒータースイッチを押す

リヤウインドウデフォッガーとミラーヒーターは、約15~60分後に自動的にOFFになります。

作動時間は周囲の温度や車速により変化します。

ウインドシールドデアイサー

ウインドシールドデアイサー

★:

グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

知識

ガラスの曇りについて
  • 車室内の湿度が高いときはガラスが曇りやすくなります。その場合は、“A/C”をONにすると、吹き出し口から除湿された風が出るため、効果的に曇りを取ることができます。

  • “A/C”をONからOFFにすると、ガラスが曇りやすくなります。

  • 内気循環を使うとガラスが曇る場合があります。

外気導入・内気循環について
  • トンネルや渋滞などで、汚れた外気を車内に入れたくないときや、外気温度が高いときに冷房効果を高めたい場合は、内気循環にすると効果的です。

  • 設定温度や室内温度などにより、自動的に切りかわる場合があります。

電子キーによるエアコン設定の記憶制御
  • 電子キーでドアを解錠してエンジンスイッチ<パワースイッチ>をONにすると、その電子キーに対応して記憶されたエアコン設定が呼び出されます。

  • エンジンスイッチ<パワースイッチ>をOFFにすると、その時のエアコンの設定が解錠した電子キーに対して記憶されます。

  • 複数の電子キーを持ってスマートエントリー&スタートシステムでドアを解錠したり、助手席のドアをスマートエントリー&スタートシステムで解錠したりすると、正しく作動しないことがあります。

  • スマートエントリー&スタートシステムでエアコン設定の呼び出しのできる、解錠ドアの設定を変更できます。詳しくはレクサス販売店にご相談ください。

※:

運転席ポジションメモリーの呼び出しを行う解錠ドアの設定も同時に変更になります。

エコドライブモードのエアコン作動について
  • エコドライブモードは燃費性能を優先させるため、空調システムが次のように制御されます。

    • エンジン回転数やコンプレッサーの作動を制御し、暖房/冷房の能力を抑制します。

    • オート設定での使用時、ファンの風量を抑制します。

  • 空調の効きをよりよくしたいときは、次の操作を行ってください。

外気温度が0℃近くまで下がったとき

“A/C”を選択しても除湿機能が働かない場合があります。

換気とエアコンの臭いについて
  • 車室外の空気を車室内に取り入れたいときは、外気導入にしてください。

  • エアコン使用中に、車室内外のさまざまな臭いがエアコン装置内に取り込まれて混ざり合うことにより、吹き出し口からの風に臭いがすることがあります。

  • エアコン始動時に発生する臭いを抑えるために、駐車時は外気導入にしておくことをおすすめします。

  • エアコン始動時に発生する臭いを抑えるために、オート設定での使用時または花粉除去モードがONの時にはエアコン始動直後、しばらく送風が停止する場合があります。

  • 駐車時に自動的に外気導入に切りかえることにより駐車中の換気をうながし、始動時に発生するにおいを緩和します。

音声操作システムについて

音声操作システムを使用して、エアコンを操作することができます。詳しくは、別冊「マルチメディア取扱説明書」を参照してください。

エアコンフィルターについて

エアコンフィルターの交換

カスタマイズ機能

AUTOスイッチを押したとき、除湿機能を連動させるかどうかなどを設定できます。(カスタマイズ一覧:→ユーザーカスタマイズ機能

警告

フロントウインドウガラスの曇りを防止するために

外気の湿度が非常に高いときにエアコンを低い設定温度で作動させているときは、フロントデフロスタースイッチを押さないでください。外気とガラスの温度差でガラスの外側が曇り、視界をさまたげる場合があります。

リヤウインドウデフォッガー&ミラーヒーター作動中の警告

ドアミラーの鏡面が非常に熱くなります。やけどをするおそれがあるのでふれないでください。

注意

補機バッテリーあがりを防ぐために

エンジン<ハイブリッドシステム>停止中は、エアコンを必要以上に使用しないでください。

エアコン操作画面について

メイン操作画面

  1. センターディスプレイのメインメニューからを選択する
  2. “ エアコン” を選択する
  3. “ メインエアコン” を選択する
  1. サブメニュー
    画面表示を切りかえることができます。
    “ メインエアコン”:エアコン操作画面を表示する
    “ オプション”:オプション画面を表示する
  2. 吹き出し口を切りかえる
    : 上半身に送風
    : 上半身と足元に送風
    : 足元に送風
    : 足元に送風・ガラスの曇りを取る
    状況によっては、選択した吹き出し口以外からも送風する場合があります。
  3. 各機能のON / OFF を切りかえる
    次の機能のON / OFF を、それぞれ切りかえることができます。
    機能がON のとき、表示灯が点灯します。
    “A/C”:冷房・除湿する
    “SYNC”:運転席と助手席の設定温度を同時に設定する(連動モード)
  4. 風量表示
    現在の風量が表示されます。

オプション操作画面

エアコン操作画面(→エアコン操作画面について)の“ オプション” を選択する

次の機能の(作動)/(非作動)を切り替えることができます。

  1. クライメイトコンシェルジュを作動させる(→レクサスクライメイトコンシェルジュ
  2. エコ空調モードに設定する
    燃費を優先するため冷房/暖房の効きを抑えます。
  3. フロントウインドウガラスとワイパーブレードの凍結を防ぐ(ウインドシールドデアイサー)
  4. ナノイーXを作動させる
    ナノイーXとはナノイー発生装置のことです。
  5. 花粉を除去する(花粉除去モード)
※:

nanoe、ナノイーおよびnanoeマークは、パナソニックホールディングス株式会社の商標です。

★:

グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

知識

ウインドシールドデアイサー

フロントウインドウガラスとワイパーブレードの凍結を防ぐために使用してください。

ウインドシールドデアイサーは、約15分後に自動でOFFになります。

★:

グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

エコ空調モード

ドライブモードセレクトスイッチのエコドライブモードを選択すると、エコ空調モードがON になります。

エコドライブモード以外を選択したときは、エコ空調モードがOFF になる場合があります。

花粉除去モードについて

内気循環に切りかわり、上半身に送風して花粉を除去します。

花粉除去モードは、約1~3分後に自動的にOFFになります。

外気温が低いときは、フロントウインドウガラスの曇りを防止するために除湿機能が作動する、または内気循環に切りかわらない場合があります。

花粉除去モードがOFFのときも花粉はフィルターで取り除かれています。

ナノイーXについて

エアコンにはナノイーX発生装置が搭載されています。この装置は運転席中央側の吹き出し口からナノイー X を放出し、車室内を快適な空気環境に導きます。

  • ナノイーX が ON のとき、ファンが作動すると、自動的にナノイー X 発生装置が作動します。

  • ナノイーX発生装置が作動中、次の条件で効果を発揮します。

    • 吹き出し口がまたはのとき

    • 運転席中央側の吹き出し口が開いているとき

  • ナノイーX発生装置作動時は、微量のオゾンが発生し、かすかに臭うことがありますが、森林など、自然界に存在する程度の量なので、人体に影響はありません。

  • ナノイーX 発生装置作動中、かすかに作動音が聞こえることがありますが、故障ではありません。

    • ナノイー X 発生装置が作動するまでに多少時間がかかることがあります。

    • 作動直後は作動音が大きい場合があります。

※1:

ナノイー X は、ナノイーに比べて、効果の元である OH ラジカルをより多く含む微粒子イオンです。

※2:

温湿度環境、風量・風向きによってはナノイーの効果が十分に得られない場合があります。

警告

ウインドシールドデアイサー作動中の警告

フロントウインドウガラス下部およびフロントピラー横の表面が熱くなっており、やけどをするおそれがあるのでふれないでください。

★:

グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

ナノイーX発生装置について

高電圧の部品を含むため、分解・修理はしないでください。修理が必要な場合は、レクサス販売店にお問い合わせください。

注意

ナノイーX発生装置の損傷を防ぐために

運転席中央側の吹き出し口の近くでスプレーを使用したり、吹き出し口にものをはめ込んだり貼ったりしないでください。正常に働かなくなるおそれがあります。

オート設定で使用する

  1. AUTO スイッチを押す
  2. AUTOモードになるまで内外気切りかえスイッチをくり返し操作する
    排ガスセンサーにより外気導入と内気循環を自動で切りかえます。
  3. 温度を設定する
  4. ファンを止めたいときは、OFFスイッチを押す

風量や吹き出し口を切りかえると、AUTOスイッチの作動表示灯が消灯しますが、操作した機能以外のオート設定は継続します。

知識

オート設定の作動について
  • 風量は温度設定と外気の状態により自動で調整されるため、AUTOスイッチを押した直後、温風や冷風の準備ができるまでしばらく送風が停止する場合があります。

  • 日射の影響により、暖房時でも上半身付近に冷風が出る場合があります。

  • コンバーチブル:ソフトトップルーフを開けると日射の影響や車速に応じて、風量や吹き出し口が切りかわる場合があります。

フロントウインドウガラス内側の曇り検知機能

オート設定時、湿度センサーでフロントウインドウガラス内側の曇りを検知し、エアコンを自動的に制御して曇りを防ぎます。

内外気切りかえのAUTOモード

AUTOモードでは排出ガスなどの有害成分を検知し、自動で外気導入と内気循環を切りかえます。
“A/C”がOFFで送風が作動中にAUTOモードにすると、“A/C”がONになります。

注意

湿度センサーについて

フロントウインドウガラスの曇り検知のために、フロントウインドウガラスの温度やその付近の湿度などを監視するセンサーが装着されています。

センサーの故障を防ぐため、次のことをお守りください。

  • 湿度センサーを分解しない

  • ガラスクリーナーなどを吹きかけたり、強い衝撃を与えたりしない

  • 湿度センサーにシールなどを貼らない

各席の設定温度を同時に設定する(連動モード)

連動モードをON にするには、エアコン操作画面の“SYNC” を選択する

運転席側温度調整スイッチで運転席側および助手席側の設定温度を変更します。

個別モードにするには、助手席側の設定温度を変更するか、もう一度“SYNC” を選択してください。

連動モードがON のときは作動表示灯が点灯します。

吹き出し口の配置・操作

吹き出し口の位置

吹き出し口の切りかえ設定により、風が出る位置や風量が変化します。

風向きの調整と吹き出し口の開閉

  • センター/サイド

    1. 風向きを調整する
    2. 吹き出し口を開閉する
  • グローブボックス上部

    1. 風向きを調整する
    2. 吹き出し口を閉じる

知識

グローブボックス上部の吹き出し口の中にものが落ちたときは

グローブボックス内のパネルをはずすと取り出すことができます。(→交換するには

警告

フロントウインドウガラスの曇り取りをさまたげないために

フロントウインドウガラスの曇り取りを妨げないために、吹き出し口をさえぎるようなものを置かないでください。送風が遮られ、曇りが取れにくくなることがあります。