電気自動車は、従来の車両とは大きく異なります。駆動用電池に充電された電気で電気モーターを駆動させることで、走行します。 電気自動車は電気を使用して走行するため、CO2(二酸化炭素)や、NOx(窒素酸化物)などを排出せず、環境に優しい自動車です。
EVシステムの特徴
システムの構成部品
減速時・制動時(回生ブレーキ)
車輪が電気モーターを発電機として動かし、駆動用電池へ充電します。
この回生ブレーキ機能を活用して駆動用電池に電気を蓄えることで、走行できる距離をのばすことができます。
充電について
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充電に関する装備について(充電装備と名称)
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普通充電ケーブルについて(普通充電ケーブル)
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接続可能な外部電源について(普通充電で接続可能な外部電源について(普通充電ケーブル装着車))
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充電の前に知っておいていただきたいこと(充電の前に知っておいていただきたいこと)
知識
- 回生ブレーキについて
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次の場合、車の運動エネルギーを電気エネルギーに変換し、駆動用電池へ充電すると共に減速力を得ることができます。
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シフトポジションがDで走行中に、アクセルペダルから足を離したとき
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シフトポジションがDで走行中に、ブレーキペダルを踏んだとき
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- 補機バッテリーの充電について
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補機バッテリーは、EVシステムが作動しているとき、または駆動用電池の充電中に、駆動用電池から充電されます。車両を長時間使用しないと、補機バッテリーの電力が自然放電のために低下する場合があります。 この場合は、正しい手順に従って、対処してください。(補機バッテリーがあがったときにEVシステムを再始動する)
- 車を長期間使用しないとき
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車を長期間使用しない場合は、駆動用電池が極端に充電不足になるのを防ぐため、1ヶ月に一度は駆動用電池を充電してください。
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車を長期間使用しない場合は、補機バッテリーあがりを低減する目的で、駆動用電池の電力で補機バッテリーを充電します。その場合、冷却ファンが作動することがありますが、異常ではありません。
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車両に普通充電ケーブルを接続したまま長期間放置すると、システムチェックなどの制御が働くことにより、補機バッテリーの電力消費量が増加します。普通充電ケーブルを接続しておく必要がないときは、車両から取りはずしておいてください。
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- 駆動用電池の充電について
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駆動用電池が低下すると、駆動用電池充電警告灯が点灯または点滅し、マルチインフォメーションディスプレイにメッセージが表示されます。
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必要に応じて駆動用電池を充電してください。駆動用電池が電欠になると、走行ができなくなります。 駆動用電池の残量が少なくなっているときは、できるだけ早く充電してください。
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- 電気自動車特有の音と振動について
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電気自動車はREADYインジケーターが点灯し、走行可能な状態でも、通常の車のようにエンジン音や振動がないことがあるため、走行可能な状態であることに気が付かない場合があります。安全のため、駐車時は確実にパーキングブレーキをかけ、シフトポジションをPにしてください。
EVシステム始動後は、次のような音や振動が発生する場合がありますが、異常ではありません。
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運転席のドアが開いたときに車両の前方から聞こえるブレーキシステムの操作音
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モータールームもしくはラゲージルーム(AWD車)からのモーター音
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EVシステム始動時および停止時に車両モータールームから聞こえるリレーの音
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次のような場合は、“コトン”、“カチッ” などのリレー作動音が駆動用電池から聞こえます。
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EVシステムが始動または停止したとき
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充電が開始または終了するとき
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急速充電を使用して駆動用電池を充電した後、初めて車両を運転するとき
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ブレーキペダルを踏んだときや、アクセルペダルをゆるめたときに聞こえる作動音
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ラジエーターから聞こえる冷却ファンの作動音
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空調システム(空調コンプレッサー、送風機モーターなど)の作動音
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- メンテナンスや修理・廃車について
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お車のメンテナンスや修理・廃車の際は必ずレクサス販売店にご相談ください。
特に廃車する場合は、レクサス販売店を通じて駆動用電池の回収を行っていますので、ご協力ください。
車両接近通報装置
走行時、車両の接近を周囲の人に知らせるため、車速に応じた音階で通報音を鳴らします。車速が約25km/h をこえると消音します。
知識
- 車両接近通報装置について
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次のような場合は、周囲の人に通報音が聞こえにくくなることがあります。
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周囲の騒音が大きい場合
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雨または強風の場合
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