オーバーヒートしたときは

 
ブックマーク
あとで読む

次のような場合は、オーバーヒートの可能性があります。

  • 水温計(→計器類)の表示がレッドゾーンに入ったり、エンジン出力が低下する(スピードが出ないなど)

  • マルチインフォメーションディスプレイに“エンジン冷却水高温 安全な場所に停車して取扱書を確認してください”が表示される

  • エンジンルームから蒸気が出る

対処方法

  1. 安全な場所に停車し、エアコンをOFFにしてから、エンジンを停止する
  2. 蒸気が出ている場合:
    蒸気が出なくなったことを確認してから、注意してボンネットを開ける
    蒸気が出ていない場合:
    注意してボンネットを開ける
  3. エンジンが十分に冷えてから、ラジエーターコア部(放熱部)やホースなどからの冷却水もれを点検する
    1. ラジエーター
    2. ファン
      多量の冷却水もれがある場合は、ただちにレクサス販売店に連絡してください。
  4. 冷却水の量がリザーバータンクの“F”(上限)と“L”(下限)のあいだにあるかを点検する
    • エンジン

      1. リザーバータンク
      2. “F”(上限)
      3. “L”(下限)
      4. 冷却水注入口のキャップ
    • インタークーラー

      1. リザーバータンク
      2. “F”(上限)
      3. “L”(下限)
  5. 冷却水が不足している場合は、冷却水を補給する
    冷却水がない場合は、応急措置として水を補給してください。
  6. エンジンを始動し、エアコンを作動させてラジエーター冷却用のファンが作動しているか、およびラジエーターコアやホースなどから冷却水もれがないことを再度確認する
    エンジンが冷えた状態での始動直後は、エアコンをONにすることでファンが作動します。ファンの音や風で確認してください。わかりにくいときは、エアコンのON・OFFをくり返してください。
    (ただし、氷点下となる寒冷時はファンが作動しないことがあります)
  7. ファンが作動していない場合:
    すぐにエンジンを停止し、レクサス販売店に連絡する
    ファンが作動している場合:
    最寄りのレクサス販売店で点検を受ける

知識

エンジン冷却水を補給するとき

次の手順で冷却水を注入してください。

  1. エンジンルームカバーを取りはずす
  2. エンジンカバーを取りはずす(→エンジンカバーの取りはずし
  3. キャップを開ける
  4. キャップの注入口から“F”(上限)ラインまで冷却水を注入し、キャップを取り付ける
  5. キャップの注入口が満水になるまで冷却水を注入し、キャップを取り付ける
  6. エンジンルームカバーとエンジンカバーを取り付ける(→エンジンカバーの取り付け

警告

エンジンルームを点検しているとき

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、やけどなどの重大な傷害を受けるおそれがあります。

  • エンジンルームから蒸気が出ている場合は、蒸気が出なくなるまでボンネットを開けないでください。エンジンルーム内が高温になっています。

  • 手や着衣(特にネクタイ・スカーフ・マフラーなど)をファンやベルトから離してください。手や着衣が巻き込まれ、重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。

  • エンジンおよびラジエーターが熱い場合は、エンジンカバー内側の冷却水注入口のキャップや冷却水リザーバータンクのキャップまたはインタークーラーリザーバータンクのキャップを開けないでください。
    高温の蒸気や冷却水が圧力によって噴き出すおそれがあります。

注意

冷却水を入れるとき

エンジンが十分に冷えてからゆっくり入れてください。
エンジンが熱いときに急に冷たい冷却水を入れると、エンジンが損傷するおそれがあります。

冷却系統の故障を防ぐために

次のことをお守りください。

  • 異物(砂やほこりなど)を冷却水に混入させない

  • 冷却水用添加剤を使用しない

このページは役に立ちましたか?