アクセルペダルやブレーキペダルを踏まなくても、凹凸の大きなオフロードを一定の低速度で走行でき、すべりやすい路面でのスリップや車輪の空転を最小限に抑え、安定して走行できます。

警告

クロールコントロール(ターンアシスト機能付き)をお使いになる前に

クロールコントロール(ターンアシスト機能付き)を過信しないでください。車両の限界性能を高めるものではないので、常に路面状況をよく確認した上で、安全運転に心がけてください。

クロールコントロール(ターンアシスト機能付き)を使用するときは(プラスサポート装着車)

プラスサポートを使用しないでください。プラスサポートの急アクセル時加速抑制が作動した場合、駆動が制限され思わぬ事故につながるおそれがあります。

正しく作動しないおそれのある状況

次の路面を走行する場合、車両の一定速度を維持できないことがあり、思わぬ事故につながるおそれがあります。

  • 極端な急勾配

  • 凹凸の激しい路面

  • 積雪路などのすべりやすい路面

注意

ターンアシスト機能をお使いになる前に

ターンアシスト機能は、オフロード路面での回頭性を向上させる機能です。舗装された路面では制御の効果が十分発揮できない場合があります。

クロールコントロールを作動させるには

  1. DAC/CRAWLスイッチを押す
    スイッチ上のインジケーターとメーター内のクロールコントロール作動表示灯が点灯し、スリップ表示灯が点滅します。
  2. MODE SELECTスイッチを左右に操作し、メーター表示からモードを選択する

選択可能なモード

次の5つのモードから路面状況に合わせてモードを選択することができます。

  1. LO
    岩石路や下り坂を走行するときなどに適しています。
  2. Lo - Mid
    岩石路・下り坂・モーグル路の登り坂を走行するときなどに適しています。
  3. Mid
    モーグル路の登り坂を走行するときなどに適しています。
  4. Mid - Hi
    モーグル路の登り坂・ガレキ路の登り坂、雪・泥・ぬかるみ・砂利・草地などの上を走行するときなどに適しています。
  5. Hi
    モーグル路の登り坂・ガレキ路の登り坂、雪・泥・ぬかるみ・砂利・草地などの上を走行するときなどに適しています。

クロールコントロールを解除するときは

  • DAC/CRAWL スイッチのインジケーター点灯時

    DAC/CRAWL スイッチをもう一度押す

  • DAC/CRAWL スイッチのインジケーター消灯時

    DAC/CRAWL スイッチを押してインジケーターを点灯している状態にします。

    点灯している状態でDAC/CRAWL スイッチをもう一度押す

    クロールコントロールが解除されると、クロールコントロール作動表示灯、スリップ表示灯とターンアシスト表示灯(ターンアシスト機能使用時のみ)が消灯し、マルチインフォメーションディスプレイにクロールコントロールが解除されたことを示すメッセージが数秒間表示されます。

    走行中にクロールコントロールを解除するときは、とくに慎重に運転してください。

知識

クロールコントロールの作動条件
  • エンジンがかかっているとき

  • シフトレバーがP・N 以外にあるとき

  • トランスファースイッチがL4 にあるとき

  • 運転席ドアが閉まっているとき

クロールコントロールの自動解除

次のいずれかのときに、ブザーが継続的に鳴り、クロールコントロール表示灯が点滅後、消灯し、マルチインフォメーションディスプレイにクロールコントロールが解除されたことを示すメッセージが数秒間表示され、クロールコントロールが解除されます。また、ターンアシスト機能がONのときは、ターンアシスト表示灯が消灯後、同時に解除されます。

  • シフトレバーをP またはN にしたとき

  • トランスファースイッチをH4 にしたとき

  • 運転席ドアを開けたとき

クロールコントロールの機能制限
  • 次の場合は、下り坂を一定の速度で降りるようなブレーキ制御はできますが、上り坂を一定の速度で登るエンジン制御はできません。

    • 車速が約10km/h をこえたとき

  • 次の場合は、エンジン制御・ブレーキ制御とも一時的に機能を停止します。この場合、クロールコントロール表示灯が点滅します。

    • リヤデフロック状態:車速が約10km/hをこえたとき

    • リヤデフロックが解除状態:車速が約25km/hをこえたとき

★:

グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

長時間の使用について
  • クロールコントロールを長時間連続的に使用すると、ブレーキシステムが異常過熱することがあります。このときは、ブザーが鳴り、マルチインフォメーションディスプレイに異常を知らせるメッセージが表示され、クロールコントロール表示灯が点滅した後消灯します。一時的にクロールコントロールが作動しなくなりますので、速やかに安全な場所に停車して、表示が消えるまでブレーキシステムを十分に冷却してください。また、この間の通常走行は可能です。

  • クロールコントロールを長時間連続的に使用すると、オートマチックトランスミッションが異常過熱することがあります。このときは、ブザーが鳴り、クロールコントロールが自動的に解除されます。また、マルチインフォメーションディスプレイに異常を知らせるメッセージが表示されることがあります。この場合は、表示が消えるまで、安全な場所に停車してください。

作動音や振動について
  • エンジン始動時や発進直後に、エンジンルームから作動音が聞こえることがありますが、異常ではありません。

  • クロールコントロールが作動すると、次のような現象が発生することがありますが、異常ではありません。

    • 車体やハンドルに振動を感じる

    • 車両停止後もモーター音が聞こえる

システムに異常があるときは

警告灯や警告表示が点灯します。(→スリップ表示灯, 警告メッセージが表示されたときは

ターンアシスト機能

切り返し操作なしでは通過困難なタイトコーナーを走行するときに、一定の低速度を維持しながら、運転者のハンドル操作に応じて回頭性を向上させる制御を実施し、切り返し操作回数を低減します。

ターンアシスト機能を作動させるには

  1. クロールコントロール作動中にフロントマルチオペレーションパネルのを選択して、オフロード走行情報画面を表示させる(→フロントマルチオペレーションパネル
  2. ターンアシストスイッチを押す
    スイッチ上のインジケーターとメーター内のターンアシスト表示灯が点灯します。

OFFにするには再度スイッチを押します。

ターンアシスト機能を解除するときは

  1. ターンアシスト機能作動中にフロントマルチオペレーションパネルのを選択して、オフロード走行情報画面を表示させる。(→フロントマルチオペレーションパネル
  2. ターンアシストスイッチを押す
    ターンアシストスイッチ上のインジケーターとターンアシスト表示灯が消灯し、マルチインフォメーションディスプレイにターンアシスト機能が解除されたことを示すメッセージが数秒間表示されます。

知識

ターンアシスト機能の作動条件
  • 車速が約10km/h 以下のとき

  • クロールコントロールが作動しているとき

  • フロントデフ・リヤデフをロックしていないとき

  • ブレーキ操作をしていないとき

  • シフトレバーがP・R・N以外にあるとき

  • ハンドル操作角度が大きいとき

★:

グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

ターンアシスト機能の自動解除

フロントデフ・リヤデフをロックしたとき、ブザーが断続的に鳴り、ターンアシスト機能が自動的に解除されます。この場合、ターンアシスト表示灯が消灯し、マルチインフォメーションディスプレイにターンアシスト機能が解除されたことを示すメッセージが数秒間表示されます。

★:

グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

ターンアシスト機能の機能制限

次の場合は、ターンアシスト機能を一時的に停止します。この場合、ターンアシスト表示灯が点滅します。

  • 車速が約10km/hをこえたとき

  • シフトレバーをRにしたとき

バッテリーをはずしたとき

ターンアシスト表示灯が点滅します。システムを初期化する必要がありますので、約35km/h以上の車速でしばらく直進走行することで初期化できます。初期化操作を行ってもターンアシスト表示灯が点滅している場合は、レクサス販売店で点検を受けてください。

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