走行・使用状況に合わせて車高モードを選択できます。
車高切りかえスイッチ
- 車高上昇
- 車高下降
メーター表示
- AHC表示停車時は選択した車高モードが表示されます。走行時は現在の車高モードが表示されます
- 乗降モード表示灯
フロントマルチオペレーションパネル
- 車高モード選択した車高モードが表示されます。
- AHC表示停車時は選択した車高モードが表示されます。走行時は現在の車高モードが表示されます。
- 乗降モードスイッチ
- 車高制御OFFスイッチ
走行・使用状況に合わせて車高モードを選択できます。
車高切りかえスイッチを押す
メーター内のAHC表示とフロントマルチオペレーションパネルに選択した車高モードが表示されます。
作動中はAHC表示の一部が点滅し、作動が停止すると点滅から点灯にかわります。
車高モードは、車高切りかえスイッチを操作することで以下の表のように切りかわります。
現在の車高モード | 操作するスイッチ | |
---|---|---|
H2 | H1 | H2 |
H1 | N | H2 |
N | L | H1 |
L | L | N |
標準車高です。一般的な走行に適しています。
未舗装路走行、ダート走行に適しています。
車速が約100km/h 以下のときに選択できます。Nモードとくらべ、車高が約25mm高くなります。
極悪路走行に適しています。
車速が約80km/h 以下のときに選択できます。Nモードとくらべ、車高が約55mm高くなります。
悪路走行に適しています。
車速が約30km/h 以下のときに選択できます。Nモードとくらべ、車高が約75mm高くなります。
車速が約30~60km/hのときに選択できます。Nモードとくらべ、車高が約55mm高くなります。
極悪路走行に適しています。
車速が約15km/h 以下のときに選択できます。Nモードとくらべ、車高が約85mm高くなります。
車速が約15~50km/hのときに選択できます。Nモードとくらべ、車高が約75mm高くなります。
車への乗り降りや、荷物の積み降ろしが容易になります。
車速が約12km/h 以下のときに選択できます。Nモードとくらべ、車高が約25mm低くなります。
車速により選択できない車高モードがあります。以下の表を参照してモードを切りかえてください。
○:選択可
×:選択不可
車速 | 車高モード | |||
---|---|---|---|---|
L | N | H1 | H2 | |
約12km/h以下 | ○ | ○ | ○ | ○ |
約12km/h〜60km/h | × | ○ | ○ | ○ |
約60km/h〜100km/h | × | ○ | ○ | × |
約100km/h以上 | × | ○ | × | × |
車速 | 車高モード | |||
---|---|---|---|---|
L | N | H1 | H2 | |
約12km/h以下 | ○ | ○ | ○ | ○ |
約12km/h〜50km/h | × | ○ | ○ | ○ |
約50km/h〜80km/h | × | ○ | ○ | × |
約80km/h以上 | × | ○ | × | × |
車への乗り降りや、荷物の積み降ろしが容易になります。
乗降モードを作動させるには、トランスファースイッチをH4に切りかえて、フロントマルチオペレーションパネルの乗降モードスイッチを押す
乗降モードがONのとき、スイッチの作動表示灯が点灯し、メーター内の乗降モード表示灯が点灯します。
乗降モードがONのとき、停車してから約30秒以内にエンジンスイッチをOFFにすると、自動的に車高が下がります。
車高が下がり始めるときにブザーが2回鳴り、作動中はメーター内の乗降モード表示灯が点灯して車高が下がっていることを知らせます。
作動が停止すると乗降モード表示灯が消灯します。
次の条件をすべて満たしているときに作動します。
車高モードがNモードのとき
車両が平坦な場所に停止しているとき
シフトレバーがPにあるとき
停車してからドアまたはバックドアを開けなかったとき
車高切りかえスイッチのを押したとき、車高の下降が停止し再び上昇します。
サスペンションフルードの温度が約-15 ℃以下になると、乗降モードは作動しません。
停車中にフロントマルチオペレーションパネルの車高制御OFFスイッチを押す
スイッチの作動表示灯が点灯し、メーター内のAHC表示に“OFF”が表示されます。
車高制御OFF モードのとき、車高切りかえスイッチを押しても車高はかわりません。
車高制御の停止を解除するときは、再度スイッチを押します。
エンジンがかかっていること
車高制御が停止されていない(車高制御OFFモードでない)こと
すべてのドア(バックドアを含む)が閉まっていること
車高制御速度は、AHCの作動状況によって異なります。
車高が下降中にエンジンを停止した場合、下降を継続します。
エンジンスイッチをOFFにしてから約30秒間は、人が降りたり荷物を降ろしたりして車高が上がると、オートレベリング機能により車高が下がることがあります。
エンジン停止中は、車高切りかえスイッチの操作は受け付けません。
次の条件をすべて満たしているときに、車高は自動的にNモードへ移行します。
トランスファースイッチをH4に切りかえたとき
マルチテレインセレクトをOFFにしたとき
次のいずれかの場合、車高は自動的にH2モードへ移行します。
トランスファースイッチをL4に切りかえたとき
マルチテレインセレクトをONにしたとき
選択したモードによって車高モードが異なります。
トランスファースイッチがH4のとき
⾞速が約100km/hをこえたとき、⾞⾼は⾃動的にNモードへ移⾏します。
⾞速が約80km/h以下になったら、⾃動的にH1モードの位置へもどります。
トランスファースイッチがL4のとき
⾞速が約80km/hをこえたとき、⾞⾼は⾃動的にNモードより約25mm高い位置まで移⾏します。
⾞速が約60km/h以下になったら、⾃動的にH1モードの位置へもどります。
トランスファースイッチがH4のとき
⾞速が約30km/hをこえたとき、⾞⾼は⾃動的にNモードより約55mm⾼い位置まで移⾏します。
⾞速が約60km/hをこえたとき、⾞⾼は⾃動的にH1モードへ移⾏します。
車速が約100km/hをこえたとき、車高は自動的にNモードへ移行します。
車速が約80km/h以下になったら、自動的にH1モードの位置へもどります。
⾞速が約40km/h以下になったら、Nモードより約55mm⾼い位置へもどります。
⾞速が約10km/h以下になったら、⾃動的にNモードより約75mm高い位置へもどります。
トランスファースイッチがL4のとき
⾞速が約15km/hをこえたとき、⾞⾼は⾃動的にNモードより約75mm⾼い位置まで移⾏します。
⾞速が約50km/hをこえたとき、⾞⾼は⾃動的にH1モードへ移⾏します。
車速が約80km/hをこえたとき、車高は自動的にNモードより約25mm高い位置まで移行します。
車速が約60km/h以下になったら、自動的にH1モードの位置へもどります。
⾞速が約30km/h以下になったら、Nモードより約75mm⾼い位置へもどります。
⾞速が約5km/h以下になったら、⾃動的にNモードより約85mm高い位置へもどります。
⾞速が約12km/hをこえたとき、⾞⾼は⾃動的にNモードへ移⾏します。
H2モードでトランスファースイッチがL4のときに車がスタックすると、自動的にエクストラハイモードへ移行します。車高がH2モードより約20mm高くなります。
H2モードにもどる条件
車速が約10km/h以上になる
トランスファースイッチをH4に切りかえる
エクストラハイモードで車高切りかえスイッチ のを押すと、H1モードへ移行します。
エクストラハイモードはスイッチ操作による選択はできません。
エンジンを停止しても、車高制御の停止状態は記憶されています。
車高制御OFFスイッチにより車高制御を停止しても、下記の車速をこえると、停止状態が解除されます。
H2・Lモード:車速約30km/h以上
N・H1モード:車速約100km/h以上
すべてのモードで乗員数や荷物などの積載条件がかわっても、常に一定の高さになるように車高が自動で制御されます。
オートレベリング機能が作動し車高がかわる場合がありますが、異常ではありません。
積荷が重すぎる場合、車高を上げることができません。また、車両下部が路面と接触している場合、車高を下げることができません。
次のいずれかの場合、車両の積荷が重すぎることを示しています。この状態で走行するときは、十分に注意してください。
Nモードで車高が上がらず、マルチインフォメーションディスプレイのAHC表示に“L”と表示されたとき
H1モードで車高が上がらず、マルチインフォメーションディスプレイのAHC表示に“L”または“N”と表示されたとき
H2モードで車高が上がらず、マルチインフォメーションディスプレイのAHC表示に“L”、“N”または“H1”と表示されたとき
積荷を降ろしても車高が上がらないときは、車高切りかえスイッチのを押して一度車高を下げたあと、車高切りかえスイッチのを押して車高を上げてください。
メーター内のAHC表示が点滅します。
車高の切りかえをひんぱんに行ったとき
サスペンションフルードの温度が約-30℃以下のとき
サスペンションに氷が付いているとき
サスペンションが伸びきるような凹凸の激しい路面を走行しているとき
センターデフロック作動状態(→センターデフロックスイッチ)で、ハンドルを約3/4回転以上まわしたとき
サスペンションフルードの温度が約-15℃以下になると、車高の調整に必要な時間が長くなります。
サスペンションフルードの温度が約-30℃以下になると、AHCは作動しません。この場合、車高切りかえスイッチを押しても車高はかわりません。一度しばらく走行し、サスペンションフルードを通常の温度まで上げると、AHCが作動し、自動的に選択したモードの車高に調整されます。
オフロード走行後、すぐにエンジンを停止して駐車する場合、車高が少し下がります。駐車時は、車両が下がった際に車体に接触するものがないか確認してください。なお、車高はエンジンを始動するともとにもどります。
長期間にわたって駐車する場合、気温の変化により車高がかわる場合があります。長期間駐車するときは、車高がかわった際に車体に接触するものがないか確認してください。なお、車高はエンジンを始動するともとにもどります。
坂道での車高調整や、駐停車中にシフトレバーがPまたはN以外で車高調整した場合、プロペラシャフトの伸縮により作動音が発生することがありますが、異常ではありません。
AHCが故障した場合、Nモードが自動的に選択されます。また、マルチインフォメーションディスプレイに警告が表示され、修理を受けるまでAHCを使用することができません。
エンジンを停止して、再始動したときに警告が表示されなければ、システムは正常です。警告が表示されたままのときは、ただちにレクサス販売店で修理を受けてください。
車高を下げる前に車の下やまわりに人がいないこと、障害物がないことを確認してください。お守りいただかないと、車両に体が挟まれたりして、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
このモードはオフロードなど悪路を走行するときのみ使用してください。重心が高くなるため、ハンドル・ブレーキ・アクセルなどを慎重に操作してください。お守りいただかないと、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
車高制御を停止させてエンジンを停止してください。お守りいただかないと、オートレベリング機能により車高がかわり車両に体が挟まれたりして、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
車高をH2モードに切りかえてから車高制御を停止させ、30km/h以下で走行してください。お守りいただかないと、オートレベリング機能により車高がかわり、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
4輪接地でかつエンジンがかかっている状態で他車にけん引してもらうときは、車高をNモードにしてから車高制御を停止させてください。お守りいただかないと、オートレベリング機能により車高がかわり、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
車高制御を停止させてください。お守りいただかないと、オートレベリング機能により車高がかわり、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
乗員が降りたときや積荷を降ろしたときは、通常より車高が高めになりますので、高さ制限のある場所では注意してください。
Lモードにしても、車が発進すると自動的にNモードになるため、高さ制限のある場所では注意してください。
凹凸のある路面では、Lモードにしないでください。車が路面に接触し、損傷するおそれがあります。
凹凸のある路面や水中を走行するとき、またはけん引するときは、乗降モードをONにしないでください。
車高の切りかえをひんぱんに行うと、ポンプが損傷するおそれがあります。車高を連続して切りかえるときは、数秒間待ってから次の切りかえを行ってください。
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