プラグインハイブリッドシステムの充電における便利機能
タイマー充電機能とそのはたらき
センターディスプレイで、充電スケジュールを登録しておくことで、ご希望の時刻に普通充電を実施することができます。また、出発する時刻に合わせて充電が完了するようにしたり、特定の曜日の同じ時刻に充電を実施したりするなど、お好みに合わせたタイマー設定が可能です。
充電スケジュールの登録時には、次の各機能の設定ができます。
充電モードの選択
次の2種類から充電モードを選択できます。
[繰返し]設定
ご希望の曜日を選択することで、繰り返しタイマー充電が行われるように設定できます。
曜日を選択しない場合は、1回のみ充電が実施されます。
[今すぐ充電]のON/OFF
充電スケジュールがひとつでも登録されていると、車両に普通充電ケーブルを接続しても、タイマー充電の設定時刻まで普通充電が開始されません。充電スケジュールの登録内容を変更することなく充電を行いたいときは、[今すぐ充電]をONにすることで、充電スケジュールが一時的に無効になり、普通充電ケーブル接続後、普通充電を開始することができます。
警告
設定操作を行うとき、ハイブリッドシステムが作動した状態で操作を行うため、車庫内など囲まれた場所では、十分に換気をしてください。換気をしないと、排気ガスが充満し、排気ガスに含まれる一酸化炭素(CO)により、重大な健康障害におよぶおそれがあります。
注意
補機バッテリーあがりを起こす可能性がありますので、確実にハイブリッドシステムが作動している状態で実施してください。
知識
- カレンダー設定について
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現在の日時の情報は、GPSを利用して自動で設定されますが、センターディスプレイの設定で、時計の自動設定をOFFにした場合は、手動で日付の設定を行う必要があります。詳しくは、別冊「マルチメディア取扱説明書」を参照してください。
カレンダーの内容が誤っていると、タイマー充電機能が正しく作動しなくなります。
- タイマー設定について
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走行中に充電スケジュールの設定操作を行うことはできません。
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充電スケジュールは、最大で15件まで登録できます。
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- タイマー充電機能を正しく作動させるために
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次のことをご確認ください。
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パワースイッチがOFFになっていること
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充電スケジュールの登録後に普通充電ケーブルを接続すること
普通充電ケーブルを接続した時点の充電スケジュールを基に、充電の開始時刻が決定されます。
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普通充電ケーブルの接続後、充電ポートの充電インジケーターが点滅すること
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電力遮断機能(タイマー機能を含む)を持つコンセントで使用しない
常に電力が供給されているコンセントを使用してください。タイマー機能などで電力が遮断されるコンセントでは、設定されている時間帯に電力が遮断されるため、意図どおりに充電が行われない場合があります。
- 普通充電ケーブルが車両に接続されたままの状態のとき
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連続する複数の充電スケジュールが登録されていても、充電完了後に普通充電ケーブルを取りはずして再接続するまで、次のタイマー充電は実施されません。また、駆動用電池が満充電のときは、タイマー充電は実施されません。
- スマートフォンとの連携
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次回の充電予定を変更するには、スマートフォン専用アプリが必要です。
- タイマー設定操作が中断されるとき
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車両が次の状態になると、タイマー設定操作が中断されます。
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設定を確定する前にパワースイッチをOFFにしたとき
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車両が走行し始めたとき
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タイマー充電設定よりも優先度が高い画面が表示されたとき
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- タイマー設定が無効になるとき
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タイマー充電の待機中に次の操作を行ったときは、タイマー充電を一時的にキャンセルして、充電を開始します。
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マイルームモードを開始したとき
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[今すぐ充電]をONにしたとき
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タイマー充電を一時的にキャンセルする操作を行ったとき
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- 外気温の影響について
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充電モードを[出発設定]に設定したときは、外気温の影響によりタイマー設定が無効になり、充電が開始される場合があります。
- 駆動用電池ヒーター/駆動用電池冷却
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タイマー充電時、駆動用電池の温度によっては駆動用電池ヒーターまたは駆動用電池冷却機能が作動する場合があります。
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充電モードを[開始設定]に設定したときは、充電開始時刻に作動します。
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駆動用電池ヒーター:充電モードを[出発設定]に設定したときは、設定した出発時刻までに駆動用電池が暖まるよう、システムが自動で作動します。
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駆動用電池冷却:充電モードを[出発設定]に設定したときは、システムが算出した充電開始時刻の約30分前に作動します。ただし、現在時刻から充電完了時刻までに十分な余裕がないタイマー設定のときは、駆動用電池冷却時間が短くなったり、駆動用電池冷却が作動しなかったりする場合があります。
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センターディスプレイから充電スケジュールを登録する
- 充電スケジュール画面を表示します。
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[追加]にタッチします。
タイマー設定画面が表示されます。
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ご希望のスケジュールを設定します。
[開始設定]または[出発設定]にタッチすると、タッチした側の充電モードに設定されます。
[開始設定]を選択した場合:
普通充電を開始する時刻(開始時刻)を設定し、[OK]にタッチします。
[出発設定]を選択した場合:
普通充電を完了させておきたい時刻(出発時刻)を設定し、[OK]にタッチします。
選択した曜日にタイマー充電が繰り返し実施されます。複数の曜日に対して、[繰返し]設定をONにすることも可能です。
いずれの曜日も選択していない場合は、現在時刻から24時間以内の設定時刻に、一度だけタイマー充電が実施されます。
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すべての設定が終了したら、[保存]にタッチします。
充電スケジュールが登録され、カレンダー上にアイコンが追加されます。
タイマー設定の登録を中止するときは、にタッチします。
設定の終了後、車両に普通充電ケーブルを接続すると、設定内容に従ってタイマー充電が実施されます。
知識
- 充電スケジュールを登録したとき
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充電スケジュールを全てOFFにすると、充電スケジュール画面上にアイコンは表示されません。タイマー設定内容画面でONにすることで、アイコンが表示されます。
センターディスプレイから充電スケジュールのON/OFFを切りかえる
- 充電スケジュール画面を表示します。
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[編集]にタッチします。
タイマー設定内容画面が表示されます。
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画面に表示されているリストの中から、ON/OFFを切りかえたい充電スケジュールの行のまたはにタッチします。
ON/OFFを切りかえたい充電スケジュールが画面上に表示されていないときは、リスト表示を上下にスクロールして、対象の充電スケジュールを表示させます。
スイッチを選択するたびに充電スケジュールのON/OFFが切りかわります。
センターディスプレイから充電スケジュールの登録内容を変更する
- 充電スケジュール画面を表示します。
-
[編集]にタッチします。
タイマー設定内容画面が表示されます。
- [編集]にタッチします。
- 画面に表示されているリストの中から、登録内容を変更したい充電スケジュールをタッチします。
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ご希望の時刻/曜日を設定します。
[開始設定]の充電スケジュールを変更する場合:
普通充電を開始する時刻(開始時刻)/曜日を設定し、[OK]にタッチします。
[出発設定]の充電スケジュールを変更する場合:
普通充電を完了させておきたい時刻(出発時刻)/曜日を設定し、[OK]にタッチします。
[繰返し]設定:
選択した曜日にタイマー充電が繰り返し実施されます。複数の曜日に対して、[繰返し]設定をONにすることも可能です。
いずれの曜日も選択していない場合は、現在時刻から24時間以内の設定時刻に、一度だけタイマー充電が実施されます。
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すべての設定が終了したら、[保存]にタッチします。
設定を変更すると、カレンダー上のアイコンの表示もかわります。
タイマー設定の変更を中止するときは、にタッチします。
設定の終了後、車両に普通充電ケーブルを接続すると、設定内容に従ってタイマー充電が実施されます。
センターディスプレイから登録済みの充電スケジュールを削除する
- 充電スケジュール画面を表示します。
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[編集]にタッチします。
タイマー設定内容画面が表示されます。
- [編集]にタッチします。
- 画面に表示されているリストの中から、削除したい充電スケジュールをタッチします。
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[削除]にタッチします。
削除を確認するメッセージが表示されます。
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[削除]をタッチして、選択した充電スケジュールを削除します。
削除を中止する場合は、[キャンセル]にタッチします。
充電スケジュールを削除すると、スケジュール上のアイコンも削除されます。
センターディスプレイに[次回充電予定]を表示する
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パワースイッチをOFFにします。
設定された充電スケジュールに従って、[次回充電予定]が表示されます。
[OK]にタッチした場合:次回充電予定画面を閉じます。
[今すぐ充電]にタッチした場合:[今すぐ充電]がONになります。
知識
- [次回充電予定]について
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[次回充電予定]の設定内容に従って充電が実施されても、充電完了後に普通充電ケーブルを取りはずすまで、ディスプレイに表示される[次回充電予定]の設定内容は変化しません。
センターディスプレイから[今すぐ充電]をONにする
- 充電スケジュール画面を表示します。
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[今すぐ充電]のにタッチします。
スイッチを選択するたびに、[今すぐ充電]のON/OFFが切りかわります。
設定の終了後、車両に普通充電ケーブルを接続すると、普通充電が開始されます。
マルチインフォメーションディスプレイから[今すぐ充電]をONにする
マイルームモードの機能と働き
車両に普通充電ケーブルを接続した状態のとき、外部電源からの電力により、エアコンやオーディオなどの電装品を使用することができます。
知識
- マイルームモードの使用中は
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次のようなことが起こる場合があります。
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駆動用電池の残量が下限に達すると、エアコンが自動的に停止する
その場合は、駆動用電池の残量が増えるまでエアコンを操作できなくなります。いったんパワースイッチをOFFにし、駆動用電池の残量が回復したあとで、マイルームモードを使用してください。
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外気温が低いときには、エアコンの作動が制限され、暖房が効きにくくなることがある
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パワーステアリング警告灯(黄色)/エンジン警告灯が点灯することがありますが、異常ではありません。
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- 充電スケジュールが登録されているとき
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タイマー充電の待機中にマイルームモードを開始すると、タイマー設定が無効になり、充電が開始されます。
- 充電中のメーター表示について
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充電中にパワースイッチをONにしたあと、マイルームモードを選択しない状態が約100秒間続くと、パワースイッチが自動でOFFになります。
マイルームモードを開始する
警告
マイルームモードを使用するときは、次のことを必ずお守りください。
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お子さまや介護を必要とする方、ペットを車内に残さないでください。
システムの自動停止等により車室内が高温または低温になり、熱中症/脱水症状/低体温症になるおそれがあります。また、ワイパーなどが使用できる状態になるため、誤操作による事故につながるおそれもあります。
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車両の周囲の安全を十分に確認してから使用してください。
- 車両に普通充電ケーブルを接続して、充電を開始します。
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充電の実施中にパワースイッチをONにします。
センターディスプレイにマイルームモードの設定画面が自動表示されます。
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[はい]にタッチします。
マイルームモードが開始され、車内でエアコンやオーディオなどが利用可能になります。
マイルームモードを使用しないときは、[いいえ]にタッチします。
マイルームモードを停止するときは、パワースイッチをOFFにします。