原因 | 対処法 |
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補機バッテリーあがりの可能性があります。(→補機バッテリーあがり) | ブースターケーブルを使ってEVシステムを再始動します。(→補機バッテリーがあがったときにEVシステムを再始動する) |
補機バッテリーのターミナルがゆるんでいる可能性があります。 | 補機バッテリーのターミナルがゆるんでいないか確認します。 |
警告
- 補機バッテリーを交換するときは
液栓やインジケーターがステーに近いと、バッテリー液(硫酸)がもれだすおそれがあります。
補機バッテリーの交換については、レクサス販売店にご相談ください。
補機バッテリーがあがった場合は、Pから他のポジションに切りかえることができない可能性があります。
その場合は、前輪が固定されているため、前輪を持ち上げないと車両の移動ができません。
知識
- 補機バッテリーあがり時や取りはずし時などは
補機バッテリー脱着直後はスマートエントリー&スタートシステムによるドアのロック解除ができない場合があります。
ロック解除できなかった場合は、ワイヤレスリモコン、またはメカニカルキーでロック/ロック解除を実施してください。
補機バッテリー脱着後、最初の始動操作でEVシステム始動ができなかった場合は、電子キーのレクサスエンブレム面で、パワースイッチにふれ、EVシステム始動をしてください。
車両は常にパワースイッチの状態を記憶しています。
補機バッテリーあがり時や補機バッテリー脱着後は、バッテリーをはずす前の状態に車両は復帰します。
補機バッテリーを脱着する際は、パワースイッチをOFFにしてから行ってください。
補機バッテリーあがり前のパワースイッチの状態が不明の場合、補機バッテリー接続時は特に注意してください。
初期設定が必要な機能があります。
- 補機バッテリーあがりを防ぐために
EVシステムが停止しているときは、ランプやオーディオの電源を切ってください。
渋滞などで長時間止まっているときは、不必要な電装品の電源を切ってください。
- 補機バッテリーがあがったときは
スマートエントリー&スタートシステムやワイヤレスリモコンでドアをロック/ロック解除することや、ドア開スイッチでの操作ができません。メカニカルキーを使って手動リリースハンドルの作動を有効/無効にしてください。手動リリースハンドルの作動を有効にすることでドアを開くことができます。
コンピューターに記憶されている情報が消去されます。
補機バッテリーがあがったときは、レクサス販売店で点検を受けてください。
初期設定が必要な機能があります。
- 補機バッテリーの充電
補機バッテリーの電力は、車両を使用していないあいだも、一部の電装品による消費や自然放電のために、少しずつ消費されています。
そのため、車両を長時間放置すると、補機バッテリーがあがってEVシステムが始動できなくなるおそれがあります。
(補機バッテリーはEVシステムの作動中に自動で充電されます)
- 補機バッテリーを交換するときは
欧州規格バッテリーを使用してください。
交換前と同一のケースサイズ(LN2)、20時間率容量(20HR)が同等(60Ah)以上、かつ性能基準値(CCA)が同等(345A)以上の補機バッテリーを使用してください。
大きさが異なると、補機バッテリーが正しく固定されません。
補機バッテリーの早期劣化や、最悪の場合にはEVシステムの始動ができなくなるおそれがあります。
20時間率容量が小さいと、車両を使用していない時期が短い期間であっても補機バッテリーがあがって、EVシステムの始動ができなくなるおそれがあります。
詳しくは、レクサス販売店にご相談ください。
補機バッテリーあがり発生後、車外よりドアをロックできないときは
スマートエントリー&スタートシステム、ワイヤレスリモコンでドアをロックすることができなくなります。
運転席ドアの作動を無効にするには
- ドアハンドルのスリット部にプラスチック製のカードなどを挿し込みカバーを浮かせます。破損を防ぐためにカバーに過度の負荷をかけないでください。
- カバー後方を押しながら取りはずします。
- メカニカルキーを使ってロック側にまわし、ドアを無効にします。
- ドアが開かないことを確認してください。
運転席以外のドアの作動を無効にするには
- ドアを開き、メカニカルキーを使ってカバーを矢印方向にスライドしてください。破損を防ぐためにカバーに過度の負荷をかけないでください。
- 溝にメカニカルキーを挿し込みます。
- メカニカルキーを抜いてからカバーを元の位置にもどしてください。
- 全てのドアが開かないことを確認してください。