ETC2.0ユニットについて

パワースイッチをACCまたはONにすると、ETC2.0ユニットの電源が入ります。

  1. ETC2.0ユニット
  2. 利用履歴確認スイッチ
  3. 緑ランプ
  4. スピーカー部
  5. 橙ランプ
  6. 音量調整スイッチ
  7. ETCカード挿入口
  8. イジェクトスイッチ

注意

  • ETC2.0ユニットの内部に異物などを入れないでください。ETC2.0ユニットが故障するおそれがあります。

  • ETC2.0ユニットに衝撃を与えないでください。ETC2.0ユニットが、故障・破損するおそれがあります。

  • ぬれた手でETC2.0ユニットにふれたり、水(液体など)を付着させないでください。ETC2.0ユニット内部に水が入り、故障・破損するおそれがあります。また、付着した液体の成分によっては、ETC2.0ユニットが変形・変色・故障する場合があります。

  • 汚れたときは、柔らかい乾いた布で汚れをふき取ってください。ワックス、シンナー、アルコールなどの薬品は絶対に使用しないでください。ETC2.0ユニットが変形・変色・故障する場合があります。

ETCカードを挿入する

  1. ハイブリッドシステムを始動します。
    • ETC2.0ユニットの電源が入り、緑ランプと橙ランプが同時に点灯し、しばらくすると消灯します。

  2. 図のように正しい挿入方向で、ETCカードをETC2.0ユニットにしっかり挿し込む。
    1. 金属端子(ICチップ)
    2. ETCカード
      「ピッ」とブザー音が出力され、緑ランプが点滅します。
  3. ETCカードが正しく認証されると、音声と画面表示で案内します。
    緑ランプは、点灯したままです。

知識

  • ETCカードが正しく認識されなかった場合は、橙ランプが点滅し、エラー発話と統一エラーコードが画面に表示されます。(→統一エラーコード一覧について)一度、ETCカードを抜き、挿入方向を確認して再度差し込んでください。それでもエラーコードが通知された場合は、「統一エラーコード一覧」の対処方法に従ってください。対処を実施してもエラーが続くときは、レクサス販売店に相談をしてください。

  • ハイブリッドシステム始動前にETCカードが挿入されている場合、音声案内と画面表示はされません。

  • 橙ランプが点灯しているときは、ETC2.0ユニットのセットアップ手続きができていないので使用できません。

注意

  • 緑ランプが点灯した場合でも、解約済み、または有効期限が切れている、またはカード会社が使用無効としたETCカードを使用した場合、ETC車線に設置されている開閉バーが開かないことがあります。

  • 料金所のカードリーダでは正しく認証されないのに緑ランプが点灯する場合がありますが、ETC2.0ユニットの故障ではありません。このようなときは、カード会社にカードの再発行を申し出てください。

  • 緑ランプが点滅中はETCカードを抜かないでください。ETCカード内のデータが破損するおそれがあります。

ETC2.0マーク表示について

ETCカードを挿入すると、画面上部にETC2.0マークが表示されます。

知識

  • ETC2.0マーク表示はカード挿入状態を表しており、必ずしもETCゲートを通過できることを表してはいません。

  • ETCカードの有効期限が切れている場合は、ETC2.0マークは表示されません。

  • ETC2.0走行情報のアップリンクの設定をOFFとした場合、ETCマークが表示されます。(→ETC2.0走行情報のアップリンクの設定をする

  • マルチメディアシステムを12Vバッテリーターミナルから脱着したあとに起動した場合、GPS情報受信後、数分間はETC2.0マークが表示されないことがあります。

有効期限切れ通知について

ETCカードを挿入したとき、またはETCカード挿入状態でパワースイッチをACCまたはONにすると、音声と画面表示で有効期限切れ通知が行われます。

知識

  • 有効期限切れ通知は、通知設定画面でETC音声案内やETC割込表示をOFFにした場合でも、音声案内と画面表示が行われます。(→ETCの設定

  • ETCカード有効期限が当月のときの通知ON/OFF設定は、通知設定画面のETCカード有効期限切れ事前通知で行えます。(→ETCの設定

注意

  • GPSの受信状態により、ごく稀に誤って有効期限切れ通知をすることがありますが、ETC2.0ユニットの故障ではありません。誤った通知が継続する場合は、レクサス販売店で点検を受けて相談してください。

  • マルチメディアシステムを12Vバッテリーターミナルから脱着したあとに起動した場合、GPS情報受信後、数分間は有効期限切れ通知されないことがあります。

ETCカードを抜く

  1. 車を停車し、ハイブリッドシステムを停止させる前にETC2.0ユニットのイジェクトスイッチを押す。
  2. ETC2.0ユニットからETCカードを抜く。

知識

注意

  • ETCカードが取り出せなくなった場合。無理に取り出さず、レクサス販売店にお問い合わせください。

カード抜き忘れ警告について

ETCカードを抜く前に、ハイブリッドシステムを停止すると、カード抜き忘れを音声で案内します。

警告通知ON/OFFの切り替え設定

  1. 車を停車し、ETC2.0ユニットにETCカードを挿入します(緑ランプ点灯)。
  2. 利用履歴確認スイッチと音量調整スイッチを同時に約2秒間押し続けます。
    • 操作をするごとにON/OFFが切りかわり(「ピッ」もしくは「ピッピッ」と音がします)、以後選択した設定が保持されます。

クリーニングカード使用通知について

ETC2.0ユニット内部のカード接点部が汚れている可能性があった場合、ハイブリッドシステムを停止すると、ETC2.0ユニットから「ピッピッ、ETCのカード接点が汚れている可能性があります。クリーニングカードを使用してください。」と音声が出力されます。この通知があった場合、クリーニングを実施してください。

カード書込みエラー通知について

ETCカードへのデータ書込みエラーがあった場合、カードを抜くか、または、ハイブリッドシステムを停止すると、ETC2.0ユニットから「ピーッ、ETC利用時にカードに書き込みできませんでした。高速道路をご利用中の方は、一般レーンを走行してください。コード11。」と音声が出力されます。

知識

  • 高速道路を降りたあとにカード書き込みエラーを通知した場合、その後のETCゲートでは正常にご利用できます。

  • ETC2.0ユニット内部のカード接点部が汚れている可能性があるため、高速道路をご利用後、クリーニングを実施してください。(→ETCユニット内部のカード接点のクリーニング

  • この通知は、ETC2.0ユニットの故障を知らせる案内ではありません。クリーニング実施後、エラー通知が無ければ、ETC2.0ユニットを交換せずご利用が可能です。エラー通知が継続するような場合には、レクサス販売店に相談をしてください。

注意

  • 高速道路をご利用中の場合は、出口料金所での通行料金のお支払いは、係員のいる車線(「一般」または「ETC/一般」)で、いったん停車して、ETCカードを係員にお渡しください。料金精算機のある車線では、「係員呼出ボタン」を押して係員を呼び出してください。

ETCゲート(入口・出口/精算用)の通過について

通信が正常に行われた場合、通知音「ピンポン」で案内します。

  1. 開閉バー
  2. 予告アンテナ/ETCカード未挿入お知らせアンテナ

知識

  • ETCゲートの出入口を通過したとき、通信が正常に行われなかった場合、橙ランプが点滅し、統一エラーコードが画面に表示されます。(→統一エラーコード一覧について

  • ETCカード未挿入お知らせアンテナを通過したとき、通知音「ピンポン」は案内されません。

  • ETCカード未挿入お知らせアンテナは、ETC2.0ユニットと通信し、ETCカードが挿入されていない場合に、運転者にあらかじめ通知するためのアンテナです。

  • 予告アンテナ・ETCカード未挿入お知らせアンテナは、道路側のシステムにより、設置されている場合と設置されていない場合があります。

  • 通行料金は、画面表示と音声で案内されます。ただし、割り引きなどにより実際と異なる場合があります。また、他のナビ案内などと重なったときは、通行料金の画面表示・音声による案内は行われない場合があります。

警告

  • 運転者は走行中にランプ表示を見ないでください。思わぬ事故につながるおそれがあります。

注意

  • ETCゲート通過時は、ETCゲート付近に表示されている案内に従って走行してください。ETC2.0ユニットやマルチメディアシステムでは、エラーが案内されない場合があります。

利用履歴を確認する

有料道路の利用日および通行料金を音声で確認できます。ETCカードが挿入され、緑ランプが点灯している状態で停車中に利用できます。

  1. 利用履歴確認スイッチを押す。
    • 最新の利用履歴が音声で案内されます。

    • 押すごとに、古い利用履歴に切りかわります。なお、最も古い利用履歴の次は、最新の利用履歴に切りかわります。

    • 利用履歴発話中は、緑ランプが点滅します。

    • 案内終了後、約1秒以上たってからスイッチを押した場合は、最新の利用履歴から案内されます。

    • 利用履歴は消去することができません。ただし、利用履歴の最大記録件数を超えた場合は、最も古い利用履歴が消去されます。

知識

  • 利用履歴はETCカードに記録されるため、記録件数は使用するETCカードにより異なります。(最大100件)

  • 利用履歴は画面でも確認することができます。(→ETC利用履歴を表示する

  • 道路事業者の設定する料金所情報に追加・変更があった場合、利用区間が正しく表示されないことがあります。

  • カード接点の汚れなどにより料金所情報がETCカードに書き込みできなかった場合、該当する料金所の料金履歴は案内されません。ただし、該当料金所を無線走行またはETCカードで料金清算された場合は、道路事業者のインターネットサービス(ETC利用照会サービス)で料金履歴を確認できます。サービス詳細は道路事業者にお問い合わせください。

警告

  • ETCゲート付近では、利用履歴の確認を行わないでください。路側無線装置と通信ができなくなるなど、ETC車線に設置されている開閉バーが開かず、思わぬ事故につながるおそれがあります。

音量を調整する

ETC2.0ユニットから出力される音声案内の音量を調整することができます。

  1. 音量調整スイッチを押す。
    音量は、スイッチを押すごとに音量0から音量4まで1ずつ切りかわり、音量4の次は音量0になります。

知識

ETC2.0ユニットの音量調整は以下のような案内に有効です。

  • 未セットアップ状態(セットアップ手続きをしていない)の通知

  • エラー発生時のブザー音

  • カード抜き忘れ警告

  • クリーニングカード使用通知

  • カード書込みエラー通知

  • ETC2.0ユニットでの利用履歴の確認

  • ETC2.0ユニットの音量調整時の案内

※1:

音声案内を中止(音量0)に設定すると、出力されません。

※2:

音声案内を中止(音量0)、または音量1に設定してあっても、エラー発生時には音量2で出力されます。

セットアップ情報を確認する

ETC2.0ユニットでのセットアップ情報を音声で確認できます。

  • カード未挿入状態でETC2.0ユニットの電源を入れ、緑ランプと橙ランプが点灯中に利用履歴確認スイッチを押し続けると、セットアップ情報通知モードが起動します。

  • セットアップ情報通知モードに入ると、車載器管理番号を通知します。その後、利用履歴確認スイッチを押すごとに、型式登録番号、型式、ETCセットアップカード発行年月日、DSRCセットアップカード発行年月日の順に通知します。DSRCセットアップカード発行年月日の通知のあとに利用履歴確認スイッチを押すと、車載器管理番号の通知に戻ります。

  • セットアップ情報通知モード起動後は、以下の操作を行うことによりモード状態を抜け、ETC2.0ユニットは通常の動作となります。

    • ETCカード挿入

    • パワースイッチをACCまたはONからOFFにしたとき

    • セットアップ情報通知の発話終了から約1分後

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