ドア開スイッチでドアを開けることができない場合は、手動リリースハンドルを使用してドアを開けることができます。
注意
通常、手動リリースハンドルを用いてドアを開けることはできません。手動リリースハンドルの作動を有効にするためには以下の操作を行ってください。以下の操作を行わずに手動リリースハンドルを強い力で操作すると、破損/変形する恐れがあります。
車外
手動リリースハンドルを手前に引いてドアを開きます。
通常、手動リリースハンドルではドアを開けることができません。
ドアを開けるには作動を有効にする必要があります。(→手動リリースハンドルの作動が有効になる条件)
車内
手動リリースハンドルを手前に2 回引いてドアを開きます。
1 回ハンドルを引くと作動が有効になり、再度ハンドルを引くとドアが開きます。
知識
- 手動リリースハンドルの作動が有効になる条件
衝突時など強い衝撃を受けたとき
衝撃の度合いや事故の状況によっては作動しないことがあります。
ドアがロック解除状態で補機バッテリー電圧が徐々に低下したとき
低下のしかたによっては、作動しない場合があります。
車内から手動リリースハンドルの作動を有効にしたとき
車外からメカニカルキーで手動リリースハンドルの作動を有効にしたとき
- 手動リリースハンドルの作動が無効になる条件
車外の手動リリースハンドルは、通常、作動が無効のためドアを開くことができません。
メカニカルキーや手動リリースハンドルで作動を有効にしても、ドア開スイッチでドアを開いたり、ロックすることで自動的に作動が無効になります。
車内の手動リリースハンドルは、パワースイッチがONのとき作動が無効のためドアを開くことができません。
メカニカルキーや手動リリースハンドルで作動を有効にしても、ドア開スイッチでドアを開いたり、ロックすることで自動的に作動が無効になります。
車内の手動リリースハンドルは、意図せずドアを開けることを防ぐため、パワースイッチがONのとき1回目の操作後、約1秒で自動的に作動が無効になります。
メカニカルキーで車外手動リリースハンドルの作動を有効にするには
メカニカルキーを使ってドアをロック解除することで手動リリースハンドルの作動を有効にすることができます。(→メカニカルキーを使って操作する)
- ドアハンドルのスリット部にプラスチック製のカードなどを挿し込みカバーを浮かせます。破損を防ぐためにカバーに過度の負荷をかけないでください。
- カバー後方を押しながら取りはずします。
- メカニカルキーを使ってロック解除側にまわし、手動リリースハンドルの作動を有効にします。メカニカルキーは挿し込み方向に指定のある方溝キーです。キーシリンダーに挿し込めないときは、キー溝面の向きをかえて挿し込んでください。