• はじめに

本書に掲載している情報

本書はオプションを含むすべての装備の説明をしています。そのため、お客様の車にはない装備の説明が記載されている場合があります。また、車の仕様変更により、内容がお車と一致しない場合がありますのでご了承ください。

レクサス販売店で取り付けられた装備(販売店オプション)の取り扱いについては、その商品に付属の取り扱い説明書をお読みください。

イラストは、記載している仕様などの違いにより、お客様の車の装備と一致しない場合があります。

安全なドライブのために

警告

  • 飲酒運転は絶対にしないでください。お酒を飲むと注意力と判断力がにぶり、思いがけない事故を引き起こすおそれがあります。また、眠気をもよおす薬を飲んだときも運転を控えてください。

  • 運転中に携帯電話を使用したり、装置の調節といった運転から注意がそれることをしないでください。周囲の状況などへの注意が不十分になり、大変危険です。ハンズフリー以外の自動車電話や携帯電話を運転中に使用することは法律で禁止されています。

  • 公道を走行するときは、法定速度や制限速度を遵守してください。

  • 他の車や歩行者といった周囲の状況に常に注意を払い、安全運転を心がけてください。

  • 長距離ドライブの際は、疲れを感じる前に定期的に休憩してください。また、運転中に疲労感や眠気を感じたときは、無理に運転せず、すみやかに休憩してください。

G-Linkによるデータの取り扱い

お客様がG-Linkをご利用の場合、記録データとその使用について、G-Link利用規約をご覧ください。

不正改造の防止

  • レクサスが国土交通省に届け出をした部品以外のものを装着すると、不正改造になることがあります。

  • 車高を下げたり、ワイドタイヤを装着するといった車の性能や機能に適さない部品を装着すると、故障の原因となったり、事故を起こし、重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。

    また、このような改造はLexus Safety System +のような先進安全装備にも影響を与え、正しく作動しない危険や作動すべきでない場面での作動をする恐れがあり危険です。

  • ハンドルの改造は絶対にしないでください。

    ハンドルにはSRSエアバッグが内蔵されているため、不適切に扱うと、正常に作動しなくなったり、誤ってふくらみ、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • 次の場合はレクサス販売店へご相談ください。

    • タイヤ/ディスクホイール/ホイール取り付けボルトの交換

      異なった種類や指定以外のものを使用すると、走行に悪影響をおよぼしたり、不正改造になることがあります。

    • 電装品/無線機の取り付け/取りはずし

      電子機器部品に悪影響をおよぼしたり、故障や車両火災など事故につながるおそれがあり危険です。

      RF送信機の取り付けについては、RF送信機の取り付けに関する注意も参照してください。

  • フロントウインドウガラス、および運転席/助手席のドアガラスに着色フィルム(含む透明フィルム)などを貼り付けないでください。

    視界をさまたげるばかりでなく、不正改造につながるおそれがあります。

サイバー攻撃のリスクについて

電子機器や無線機を取り付けると、装着された部品を通じてサイバー攻撃のリスクを高め、思わぬ事故や個人情報の流出などにつながるおそれがあります。

レクサス純正品以外を取り付けたことに起因する問題に関してレクサスは保証いたしません。

運転標識の取り付けについて

磁石式の初心運転者標識や高齢運転者標識などを樹脂バンパーやアルミボデー部に取り付けることはできません。

故障診断コネクターなどへの電装品の取り付け禁止

故障診断コネクターなどに、点検整備用の故障診断装置以外の電装品を取り付けないでください。

電子機器に悪影響をおよぼしたり、補機バッテリーがあがったりするといった思わぬトラブルを招くおそれがあります。

車両データの記録

本車両には、車両の制御や操作に関するデータなどを記録するコンピューターが装備されています。

  • コンピューターに記録されるデータ

※1:

グレード/オプション装備により記録されるデータ項目は異なります。

各機能の作動時や操作状況により、主に次のようなデータを記録します。

  • 車両の挙動に関する基本的なデータ(電気モーター回転数、アクセルペダルの操作状況/ブレーキペダルの操作状況、車速など)

  • 運転支援システムの作動状況(システムの作動に付随して記録される、車両の挙動に関する基本的なデータも含みます)

  • 運転支援システムのセンサーのデータ

  • 画像データ(前方/後方/周辺/ドライバーモニターのカメラの画像)

    ※2:

    車両には複数のカメラがついています。どのカメラが画像を記録しているかはレクサス販売店にお問い合わせください。

  • 位置情報

コンピューターは会話などの音声や車内の映像は記録しません。

また、お客様個人を特定できる種類のデータ(氏名/性別/年齢等)は車両に記録されません。

  • Lexus Safety System +によるデータの記録/個人情報の取扱いについて

トヨタ自動車は、Lexus Safety System+により車両に記録された各システムの作動状況/各センサーのデータ/画像データ(前方/後方カメラの画像)/位置情報を、次の場合に該当するときに限り、お客様が販売店に入庫されたときに取得するほか、トヨタ自動車のサーバーに送信する形で取得します。

  • 一定の衝突や衝突に近い状態などが発生した場合

  • 渋滞や悪路、悪天候などの特定の交通環境にある道路を走行している場合

  • 新規開通道路、拡張された道路などの特定の道路を走行している場合

  • EVシステム始動後の一定のタイミング

Lexus Safety System+によって記録され、トヨタ自動車が取得したデータの取扱いについての詳細は、G-Linkご契約時にご署名いただいた留意事項説明をご覧ください。

  • データの利用目的と第三者提供について

コンピューターに記録されたデータは、事故解析/故障診断、自動運転/先進安全/地図関連技術のための研究開発(技術/商品開発、品質向上など)、データを利用した商品/サービス(自動運転/先進安全技術用の地図の提供、走行状況の分析/道路インフラなど走行環境の分析/交通状況の配信などがあります。以下、これらを「個別サービス」といいます)および事故に関するお客様対応、事故の解決のための協議を目的に利用することがあります。

なお、次の場合に、トヨタ自動車は、取得したデータを第三者へ開示または提供することがあります。

  • お車の使用者の同意(リース車は借主の同意)がある場合

  • 警察/裁判所/政府機関などの法的強制力のある要請に基づく場合

  • トヨタ自動車が訴訟で使用する場合

  • 統計的な処理を行う目的で、使用者や車両が特定されないように加工したデータを研究機関などに提供する場合

Lexus Safety System+によって記録され、トヨタ自動車が取得したデータについては、上記に加え、次の場合に第三者に提供することがあります。

  • お車の使用者の同意(リース車は借主の同意)がある場合。レクサス以外の第三者が提供する車両記録データを利用する個別サービスに申し込みされた場合などであって、第三者がレクサスに代わり、レクサスから第三者へのデータの提供についてお客様の同意を取得した場合も含みます。

  • 自動運転/先進安全/地図関連技術のための研究開発(技術/商品開発/品質向上など)の目的で、自動運転ソフトウェア関連の会社などの第三者に提供する場合

  • 地図関連技術のための研究開発の目的で、地図作成会社などの第三者に画像データと位置情報を提供する場合

  • 道路整備などの目的で、地方自治体などの第三者に画像データと位置情報を提供する場合

  • 交通状況配信などの個別サービスの申込者に対して、画像データと位置情報を加工した情報を提供する場合

  • レクサスと別途契約を締結した各自治体の消防組織に対して、火災発生時または救急出動時に、現場付近の画像データを提供する場合

知識

車両に記録されている画像情報は、レクサス販売店にて消去することが可能です。

また、画像情報を記録する機能を停止することも可能です。ただし、機能を停止するとシステム作動時のデータは残りません。

Lexus Safety System +によって研究開発、および個別サービスの提供を目的としてトヨタのサーバーに送信する形で取得しているデータの取得と利用を停止したい場合は、My LEXUSより停止いただけます。詳細は、My LEXUSのマイページをご覧ください。

イベントデータレコーダー

お車には、イベントデータレコーダー(EDR) が装備されています。EDRは、一定の衝突や衝突に近い状態(SRS エアバッグの作動および路上障害物との接触など)が発生した時に車両システムの作動状況に関するデータを記録します。EDRは車両の動きや安全システムに関するデータを短時間記録するように作られています。ただし、衝突の程度と形態によっては、データが記録されない場合があります。

EDRは次のようなデータを記録します。

  • 車両の各システムの作動状況

  • アクセルペダルおよびブレーキペダルの操作状況

  • 車速

これらのデータは、衝突や傷害が発生した状況を把握するのに役立ちます。

注意:EDRは衝突が発生したときにデータを記録します。通常走行時にはデータは記録されません。また、個人情報(例:氏名・性別・年齢・衝突場所)は記録されません。ただし、事故調査の際に法執行機関などの第三者が、通常の手続きとして収集した個人を特定できる種類のデータとEDRデータを組み合わせて使用することがあります。。

EDRで記録されたデータを読み出すには、特別な装置を車両またはEDRへ接続する必要があります。レクサスにくわえ、法執行機関などの特別な装置を所有する第三者が車両またはEDRに接続した場合でも情報を読み出すことができます。

  • EDRデータの情報開示

    次の場合を除き、レクサスはEDRで記録されたデータを第三者へ開示することはありません。

    • お車の使用者の同意(リース車は借主の同意)がある場合

    • 警察・裁判所・政府機関などの法的強制力のある要請に基づく場合

    • レクサスが訴訟で使用する場合

    ただし、レクサスは

    • データを車両安全性能の研究に使用することがあります。

    • 使用者・車両が特定されないデータを調査目的で第三者に開示することがあります。

RF送信機の取り付けに関する注意

お車へRF送信機を取り付けると、次のようなシステムに影響をおよぼす可能性があります。

  • EVシステム

  • EFIコンピュータ

  • Lexus Safety System +

  • ABS(アンチロックブレーキシステム)

  • SRSエアバッグ

  • シートベルトプリテンショナー

悪影響を防ぐための措置や取り付け方法については、必ずレクサス販売店にお問い合わせください。

ご希望により、RF送信機の取り付けに関する詳しい情報(周波数帯域/電力レベル/アンテナ位置/取り付け条件)をレクサス販売店にてご提供します。

高電圧部位や高電圧配線は、電磁シールド構造になっています。従来の車や家電製品と比べて、電磁波が多いということはありません。

アマチュア無線の一部(遠距離通信)において、受信時に雑音が混入する場合がありますので、あらかじめご了承ください。

保証および点検について

保証および点検整備については、別冊“メンテナンスノート”に記載していますので、併せてお読みください。

日常点検整備や定期点検整備は、お客様の責任において実施してください。(法律で義務付けられています)

QRコードについて

QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。

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