タイヤについて

タイヤは次の項目を点検してください。
点検方法は別冊「メンテナンスノート」を参照してください。

図で示すようにタイヤのローテーションを行います。

タイヤの摩耗状態を均一にし、寿命をのばすために、レクサスは定期点検ごとのタイヤローテーションをおすすめします。

タイヤローテーション後は、タイヤ空気圧警報システムの初期化を確実に行ってください。

ランフラットタイヤを装着している場合は、タイヤがパンクしても80km/hをこえない速度で、約160kmまで走行することが可能です。（ただし、気候や走行状況などによっては80km/hまでスピードを出せないこともあります）

ランフラットタイヤには、タイヤの側壁にマークが付いています。

160km近くまで走行してしまう前に、必ずタイヤを交換してください。また、修理されたタイヤを使用しないでください。

ディスクホイールに装着された空気圧バルブ、および送信機が一定周期ごとに各輪のタイヤ空気圧を監視し、タイヤの空気圧の低下を早期に知らせるタイヤ空気圧警報システムが付いています。

• マルチインフォメーションディスプレイ

  

• センターディスプレイ

  

タイヤやホイールを交換するときは、付けかえたホイールにも空気圧バルブ／送信機を装着してください。

バルブ／送信機を装着する場合は、専用のIDコードをコンピューターに登録する必要があります。（→IDコードを登録するには）

タイヤローテーションを行ったときは、タイヤの位置を登録する必要があります。

お客様自身でタイヤ位置を登録することができます。適度に右左折もしながら、直進走行をすることでタイヤ位置は登録されますが、走行条件や走行環境によっては、登録が完了するまでに時間がかかる場合があります。

1. 車を安全な場所に駐車し、15分以上ハイブリッドシステムを停止する
2. ハイブリッドシステムを始動する
   車両が動いているときは、タイヤ位置の登録操作はできません。
3. センターディスプレイのを選択する
4. “車両カスタマイズ”を選択する
5. “タイヤ空気圧”を選択する
6. “タイヤローテーション”を選択する
7. “OK”を選択する
   マルチインフォメーションディスプレイにタイヤ位置登録中のメッセージが表示されます。タイヤ空気圧表示が“---”になり、タイヤの位置判定を開始します。
8. 約40km/h以上で適度に右左折や直進をしながら約10～30分走行する
   タイヤの位置判定が完了するとマルチインフォメーションディスプレイに各タイヤの空気圧の表示と登録完了のメッセージが表示され、タイヤ位置の登録が完了します。
   約40km/h以上を維持できない場合でも長時間運転すると登録は完了しますが、1時間以上走行しても登録ができない場合は、パワースイッチはON のまま、安全な場所に約15分以上停車したあと、再度走行し直して下さい。

次のような場合は、タイヤの空気圧をタイヤ空気圧警報システムに設定する必要があります。

タイヤ空気圧を指定空気圧に調整している場合は、指定空気圧の値を選択して設定します。（→指定空気圧での設定のしかた）

指定サイズ以外のタイヤの使用などにより、タイヤ空気圧が指定空気圧以外の場合は、現在の空気圧で設定します。必ず空気圧を適切な値に調整してから設定操作をしてください。タイヤ空気圧警報システムは、この空気圧を基準として作動します。（→現在の空気圧での設定のしかた）

1. ハイブリッドシステムを始動する
   車両が動いているときは、空気圧は設定できません。
2. センターディスプレイのを選択する
3. “車両カスタマイズ”を選択する
4. “タイヤ空気圧”を選択する
5. “指定空気圧設定”を選択し、フロントタイヤとリヤタイヤの空気圧を選択する
6. “OK”を選択する
   タイヤ空気圧警告灯がゆっくり3回点滅します。
   空気圧の設定が完了するとマルチインフォメーションディスプレイに設定完了のメッセージが表示されます。

   

1. タイヤの空気圧を適切な値に調整する
   タイヤ空気圧の調整はタイヤが冷えた状態で行ってください。
2. ハイブリッドシステムを始動する
   車両が動いているときは、空気圧は設定できません。
3. センターディスプレイのを選択する
4. “車両カスタマイズ”を選択する
5. “タイヤ空気圧”を選択する
6. “現在の空気圧を設定”を選択する
7. “継続”を選択する
   タイヤ空気圧警告灯がゆっくり3回点滅し、マルチインフォメーションディスプレイに設定中のメッセージが表示されます。
   空気圧の設定が完了するとマルチインフォメーションディスプレイに設定完了のメッセージが表示されます。

   

タイヤ空気圧バルブ／送信機には固有のIDコードが設定されているため、新しいバルブ／送信機を装着したときは、車両のコンピューターにIDコードを登録する必要があります。

登録操作を行う前に、車両の近くにタイヤ空気圧バルブ／送信機を装着したホイールがないことを確認してください。

1. 車を安全な場所に駐車し、15分以上ハイブリッドシステムを停止する
2. ハイブリッドシステムを始動する
   車両が動いているときは、IDコードの登録操作ができません。
3. センターディスプレイのを選択する
4. “車両カスタマイズ”を選択する
5. “タイヤ空気圧”を選択する
6. セット選択に表示されているセット（“セット1”または“セット2”）を確認する
   表示されているセットにIDコードを登録します。
   登録するセットを変更したい場合は、表示されているセットをタッチし、登録したいセットを選択します。
   すでにIDコードが登録されているときは、タイヤ空気圧警告灯がゆっくり3回点滅し、マルチインフォメーションディスプレイに切りかえ中のメッセージが表示されます。

   

7. “新規タイヤ登録”を選択する
8. “OK”を選択する
   タイヤ空気圧警告灯がゆっくり3回点滅し、マルチインフォメーションディスプレイに登録中のメッセージが表示されます。IDコードの切りかえが中止され、登録を開始します。
   IDコードの登録が開始すると、タイヤ空気圧警告灯が約1分間点滅したあと点灯します。また、登録中はマルチインフォメーションディスプレイのタイヤ空気圧表示が“---”になります。

   

9. 約40km/h以上で適度に右左折や直進をしながら約10～30分走行する
   登録が完了すると、タイヤ空気圧警告灯が消灯し、マルチインフォメーションディスプレイに登録完了のメッセージが表示されます。
   約40km/h以上を維持できない場合でも時間をかけることにより登録は完了しますが、1時間以上走行しても登録できない場合は、最初からやり直してください。
10. 異なる空気圧に調整されているタイヤを取り付けた場合は、タイヤ空気圧警報システムにタイヤ空気圧を設定する（→タイヤの空気圧を設定するには）
    同じ空気圧に調整されている場合は、空気圧を設定する必要はありません。

IDコードの登録を中止するには、センターディスプレイの“新規タイヤ登録”を再度選択します。

IDコードの登録を中止すると、タイヤ空気圧警告灯が消灯します。

タイヤ空気圧警告灯が消灯しないときは、IDコードの登録が正常に中止できていません。正しく中止するためには、再度、“新規タイヤ登録”を選択し、警告灯が消灯することを確認してください。

この車両は2セット分のIDコードを登録することができるタイヤ空気圧警報システムが備わっています。通常使用するタイヤと冬用タイヤの2セットを登録しておくと便利です。

1. 切りかえをしたいタイヤセットに交換する
2. センターディスプレイのを選択する
3. “車両カスタマイズ”を選択する
4. “タイヤ空気圧”を選択する
5. セット選択に表示されているセット（“セット1”または“セット2”）を選択する
6. 登録したいセットを選択し、“OK”を選択する
   タイヤ空気圧警告灯がゆっくり3回点滅し、切りかえ中のメッセージが表示され、IDコードの切りかえを開始します。
   IDコードの切りかえが開始すると、タイヤ空気圧警告灯が約1分間点滅したあと点灯します。また、切りかえ中はマルチインフォメーションディスプレイのタイヤ空気圧表示が“---”になります。
   約2分後にIDコードの切りかえが完了し、タイヤ空気圧警告灯が消灯して、マルチインフォメーションに登録完了のメッセージが表示されます。
   約4分経過しても切りかえが完了しない場合は、切りかえが完了しないメッセージが表示されます。
   装着しているタイヤセットを確認して、切りかえ手順を最初からやり直してください。

   

7. 異なる空気圧に調整されているタイヤを取り付けた場合は、タイヤ空気圧警報システムにタイヤ空気圧を設定する（→タイヤの空気圧を設定するには）
   同じ空気圧に調整されている場合は、空気圧を設定する必要はありません。
8. タイヤの位置を登録する（→タイヤ位置を登録するには）