• はじめに

本書の内容について

本書はオプションを含むすべての装備の説明をしています。

そのため、お客様の車にはない装備の説明が記載されている場合があります。また、車の仕様変更により、内容がお車と一致しない場合がありますのでご了承ください。

レクサス販売店で取り付けられた装備(販売店オプション)の取り扱いについては、その商品に付属の取り扱い説明書をお読みください。

イラストは、記載している仕様などの違いにより、お客様の車の装備と一致しない場合があります。

不正改造について

  • レクサスが国土交通省に届け出をした部品以外のものを装着すると、不正改造になることがあります。

  • 車高を下げたり、ワイドタイヤを装着するなど、車の性能や機能に適さない部品を装着すると、故障の原因となったり、事故を起こし、重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
    また、このような改造はLexus Safety System + のような先進安全装備にも影響を与え、正しく作動しない危険や作動すべきでない場面での作動をする恐れがあり危険です。

  • ハンドルの改造は絶対にしないでください。ハンドルにはSRS エアバッグが内蔵されているため、不適切に扱うと、正常に作動しなくなったり、誤ってふくらみ、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • 次の場合はレクサス販売店にご相談ください。

    • タイヤ・ディスクホイール・ホイール取り付けナットの交換
      異なった種類や指定以外のものを使用すると、走行に悪影響をおよぼしたり、不正改造になることがあります。

    • 電装品・無線機の取り付け・取りはずし
      電子機器部品に悪影響をおよぼしたり、故障や車両火災など事故につながるおそれがあり危険です。

      RF 送信機の取り付けについては、 RF 送信機の取り付けについても参照してください。

  • フロントウインドウガラス、および運転席・助手席のドアガラスに着色フィルム(含む透明フィルム)などを貼り付けないでください。視界をさまたげるばかりでなく、不正改造につながるおそれがあります。

サイバー攻撃のリスクについて

電子機器や無線機を取り付けると、装着された部品を通じてサイバー攻撃のリスクを高め、思わぬ事故や個人情報の流出などにつながるおそれがあります。

レクサス純正品以外を取り付けたことに起因する問題に関してレクサスは保証いたしません。

故障診断コネクターなどへの電装品取り付けについて

故障診断コネクターなどに、点検整備用の故障診断装置以外の電装品を取り付けないでください。

電子機器に悪影響をおよぼしたり、補機バッテリーがあがったりするなど、思わぬトラブルを招くおそれがあります。

車両データの記録

本車両には、車両の制御や操作に関するデータなどを記録するコンピューターが装着されています。

コンピュータに記録されるデータ

※1:

グレード/オプション装備により記録されるデータ項目は異なります。

各機能の作動時や操作状況により、主に次のようなデータを記録します。

  • 車両の挙動に関する基本的なデータ(エンジン回転数/電気モーター回転数・アクセルペダルの操作状況・ブレーキペダルの操作状況・車速など)

  • 運転支援システムの作動状況(システムの作動に付随して記録される車両の挙動に関する基本的なデータも含みます)

  • 運転支援システムのセンサーのデータ
    画像データ(前方・後方・周辺カメラの画像)

    ※2:

    車両には複数のカメラが付いています。どのカメラが画像を記録しているかはレクサス販売店にお問い合わせください。

  • 位置情報

    コンピューターは会話などの音声や車内の映像は記録しません。

    また、お客様個人を特定できる種類のデータ(氏名・性別・年齢など)は車両に記録されません。

Lexus Safety System +によるデータの記録・個人情報の取り扱いについて

トヨタ自動車はLexus Safety System +により車両に記録された各システムの作動状況・各センサーのデータ・画像データ(前方・後方カメラの画像)・位置情報を次の場合に該当するときに限り、お客様が販売店に入庫されたときに取得するほか、トヨタ自動車のサーバーに送信する形で取得します。

  • 一定の衝突や衝突に近い状態などが発生した場合

  • 渋滞や悪路、悪天候などの特定の交通環境にある道路を走行している場合

  • 新規開通道路、拡張された道路などの特定の道路を走行している場合

  • ハイブリッドシステム始動後の一定のタイミング

    Lexus Safety System +によって記録され、トヨタ自動車が取得したデータの取り扱いについての詳細は、G-Linkご契約時にご署名いただいた留意事項説明をご覧ください。

データの利用目的と第三者提供について

コンピューターに記録されたデータは、事故解析・故障診断、自動運転・先進安全・地図関連技術のための研究開発(技術・商品開発、品質向上など)、データを利用した商品・サービス(自動運転・先進安全技術用の地図の提供、走行状況の分析・道路インフラなど走行環境の分析・交通状況の配信などがあります。以下、これらを「個別サービス」といいます)および事故に関するお客様対応、事故の解決のための協議を目的に利用することがあります。

なお、次の場合に、トヨタ自動車は、取得したデータを第三者へ開示または提供することがあります。

  • お車の使用者の同意(リース車は借主の同意)がある場合

  • 警察/裁判所/政府機関などの法的強制力のある要請に基づく場合

  • トヨタ自動車が訴訟で使用する場合

  • 統計的な処理を行う目的で、使用者や車両が特定されないように加工したデータを研究機関などに提供する場合

    Lexus Safety System +によって記録され、トヨタ自動車が取得したデータについては、上記に加え、次の場合に第三者に提供することがあります。

  • お車の使用者の同意(リース車は借主の同意)がある場合。レクサス以外の第三者が提供する車両記録データを利用する個別サービスに申し込みされた場合などであって、第三者がレクサスに代わり、レクサスから第三者へのデータの提供についてお客様の同意を取得した場合も含みます。

  • 自動運転・先進安全・地図関連技術のための研究開発(技術/商品開発/品質向上など)の目的で、自動運転ソフトウェア関連の会社などの第三者に提供する場合

  • 地図関連技術のための研究開発の目的で、地図作成会社などの第三者に画像データと位置情報を提供する場合

  • 道路整備などの目的で、地方自治体などの第三者に画像データと位置情報を提供する場合

  • 交通状況配信などの個別サービスの申込者に対して、画像データと位置情報を加工した情報を提供する場合

  • レクサスと別途契約を締結した各自治体の消防組織に対して、火災発生時または救急出動時に、現場付近の画像データを提供する場合

知識

車両に記録されている画像情報は、レクサス販売店にて、消去することが可能です。

また、画像情報を記録する機能を停止することも可能です。ただし、機能を停止するとシステム作動時のデータは残りません。

Lexus Safety System +によって研究開発、および個別サービスの提供を目的としてトヨタのサーバーに送信する形で取得しているデータの取得と利用を停止したい場合は、My LEXUSより停止いただけます。詳細は、My LEXUSのマイページをご覧ください。

G-Linkによるデータの取扱いについて

お客様がG-Linkをご利用の場合、記録データとその使用について、G-Link利用規約をご覧ください。

イベントデータレコーダー

お車には、イベントデータレコーダー(EDR)が装備されています。EDRは、一定の衝突や衝突に近い状態(SRSエアバッグの作動および路上障害物との接触など)が発生した時に車両システムの作動状況に関するデータを記録します。EDRは車両の動きや安全システムに関するデータを短時間記録するように作られています。ただし、衝突の程度と形態によっては、データが記録されない場合があります。

EDRは次のようなデータを記録します。

  • 車両の各システムの作動状況

  • アクセルペダルおよびブレーキペダルの操作状況

  • 車速

これらのデータは、衝突や傷害が発生した状況を把握するのに役立ちます。

注意:EDR は衝突が発生したときにデータを記録します。通常走行時にはデータは記録されません。また、個人情報(例:氏名・性別・年齢・衝突場所)は記録されません。ただし、事故調査の際に法執行機関などの第三者が、通常の手続きとして収集した個人を特定できる種類のデータとEDRデータを組み合わせて使用することがあります。EDR で記録されたデータを読み出すには、特別な装置を車両またはEDR へ接続する必要があります。レクサスにくわえ、法執行機関などの特別な装置を所有する第三者が車両またはEDR に接続した場合でも情報を読み出すことができます。

  • EDR データの情報開示

    次の場合を除き、レクサスはEDR で記録されたデータを第三者へ開示することはありません。

    • お車の使用者の同意(リース車は借主の同意)がある場合

    • 警察・裁判所・政府機関などの法的強制力のある要請に基づく場合

    • レクサスが訴訟で使用する場合

      ただし、レクサスは

    • データを車両安全性能の研究に使用することがあります。

    • 使用者・車両が特定されないデータを調査目的で第三者に開示することがあります。

RF 送信機の取り付けについて

お車へRF 送信機を取り付けると、次のようなシステムに影響をおよぼす可能性があります。

  • ハイブリッドシステム

  • EFI コンピュータ

  • Lexus Safety System +

  • ABS(アンチロックブレーキシステム)

  • SRS エアバッグ

  • シートベルトプリテンショナー

悪影響を防ぐための措置や取り付け方法については、必ずレクサス販売店にお問い合わせください。

ご希望により、RF 送信機の取り付けに関する詳しい情報(周波数帯域・電力レベル・アンテナ位置・取り付け条件)をレクサス販売店にてご提供します。

高電圧部位や高電圧配線は、電磁シールド構造になっています。従来の車や家電製品と比べて、電磁波が多いということはありません。

アマチュア無線の一部(遠距離通信)において、受信時に雑音が混入する場合がありますので、あらかじめご了承ください。

保証および点検について

保証および点検整備については、別冊「メンテナンスノート」に記載していますので、併せてお読みください。

日常点検整備や定期点検整備は、お客様の責任において実施してください。(法律で義務付けられています)

プラスサポートについて

レクサス販売店で専用の電子キーをご購入し、ご使用いただくことで、プラスサポート(→プラスサポート(販売店装着オプション))の機能が利用可能になります。詳細については、レクサス販売店にお問い合わせください。

QRコードについて

QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。

アクセサリーパーツ・用品について

下記サイトより取扱説明書(デジタル配信)をご確認いただけます。
ご購入いただきましたアクセサリーパーツの取扱説明書をご使用前にお読みいただき、記載された内容に従って正しくお使いください。
商品の使用方法や安全にお使いいただく上での注意点を記載しております。

なお、デジタル配信により印刷や輸送にともなうCO2排出量の低減が見込まれます。
持続可能な社会を構築するためにレクサスはこれからも取扱説明書のあり方を見直してまいります。

アクセサリーパーツ取扱説明書掲載サイト:
お持ちのスマートフォンやタブレット、携帯電話等にてQRコードを読み取りいただくか、URLより閲覧してください。
URL:https://manual-accessories.toyota/CAWeb/index.html

なお、紙面で必要な場合はサイトより印刷いただくか、レクサス販売店にご相談ください。

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