アクティブロールバーは前方や側面からの衝撃、または横転を検知したときに、バーが車両上方へ展開する機構です。
- センサー
- アクティブロールバー
- ECU
アクティブロールバーは前方や側面からの衝撃、または横転を検知したときに、バーが車両上方へ展開する機構です。
アクティブロールバーは、リヤシート後方に格納されており、作動するとバーが車両上方へ展開します。
廃車するときは、必ずレクサス販売店にご相談ください。
ソフトトップルーフが開いている状態でアクティブロールバーが作動した場合、ソフトトップルーフを閉める事ができなくなります。
アクティブロールバーは、一度作動すると再使用できません。レクサス販売店で交換してください。
アクティブロールバーは、ソフトトップルーフの開閉状況に関わらず作動します。
衝撃の強さが設定値(移動も変形もしない固定された壁に、車速約20 ~ 30km/h で正面衝突した場合、または約1.5t の車両が約20 ~ 30km/h の速度で客室へ直角に衝突した場合の衝撃の強さに相当する値)以上の場合に作動します。
ただし、次のような前面衝突の場合、アクティブロールバーが作動する車速は設定値より高くなります。
駐車している車や標識のような衝撃によって移動や変形するものに衝突した場合
もぐり込むような衝突の場合(例えば、車両前部がもぐり込む、下に入り込む、トラックの下敷きになるなど)
横転時に作動します。
その他に、次のような状況で車両下部に衝撃を受けたときも作動する場合があります。
縁石や歩道の端など、固いものにぶつかったとき
深い穴や溝に落ちたり、乗りこえたとき
ジャンプして地面にぶつかったり、道路から落下したとき
車両が大きく傾いたとき
車両が横すべりし縁石などに衝突して強い衝撃があったとき
後方からの衝撃や低速での前方や側面から受けた衝撃では、作動しません。ただし、それらの衝撃が前方への減速を十分に引き起こす場合には、アクティブロールバーが作動することがあります。また、斜めから衝撃を受けたときや、客室部分以外の側面に衝撃を受けたときも、作動しない場合があります。
後方からの衝突
客室部分以外の側面への衝撃
斜めからの衝撃
アクティブロールバーが作動したときは、ルーフスイッチによるソフトトップルーフの開閉ができません。
マルチインフォメーションディスプレイに“アクティブロールバーシステム故障 販売店で点検してください”が表示されたときは、すみやかにレクサス販売店で点検を受けてください。
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
アクティブロールバーの可動範囲に体の一部がないことを確認してください。また、パッケージトレイの上に座らないでください。
パッケージトレイの上にものを置かないでください。アクティブロールバーが作動した際、ものが飛ぶおそれがあります。
アクティブロールバーが作動したあとに、もし呼吸が苦しく感じたら、ドアやドアガラスを開けて空気を入れるか、安全を確認して車外に出てください。
皮膚の炎症を防ぐため、残留物はできるだけ早く洗い流してください。
アクティブロールバーが作動したあとはレクサス販売店で交換してください。なお、車両の移動は安全な場所までにとどめ、販売店に連絡してください。
正しく作動させるために、次のことをお守りください。
フロントバンパーやフロントドア周辺に何かがぶつかったときは、アクティブロールバーが作動していなくても、センサーが損傷しているおそれがあります。必ずレクサス販売店で点検を受けてください。
アクティブロールバーの部品や配線などを取りはずしたり修理しないでください。誤って作動したり、正常に作動しなくなるおそれがあります。修理や交換作業が必要なときは、レクサス販売店にご相談ください。
アクティブロールバー構成部品の周辺は、強くたたくなど過度の力を加えないでください。
パッケージトレイの上にものを置いたり、荷重を加えないでください。
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