ブースターケーブルと12Vのバッテリー付き救援車があれば、手順に従って、エンジン<ハイブリッドシステム>を始動させることができます。
- 電子キー(カードキー含む)を携帯していることを確認する
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- ボンネットを開けて(→ボンネット)、ヒューズボックスのカバーをはずす
ツメを押しながらカバーを持ち上げる
LC500
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LC500h
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- ヒューズボックス内の救援用端子のカバーを開ける
LC500
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LC500h
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- エンジンカバーをはずす
LC500
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LC500h
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- 赤色のブースターケーブルを自車の救援用端子
につなぎ、もう一方の端を救援車の補機バッテリーの+端子
につなぐ。その後、黒色のブースターケーブルを救援車の補機バッテリーの-端子
につなぎ、もう一方の端を、金属部
につなぐブースターケーブルは、指定の端子および接続箇所に届くものを使用してください。
LC500
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LC500h
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救援用端子(自車)
補機バッテリーの+端子(救援車)
補機バッテリーの-端子(救援車)
図に示す金属部
- 救援車のエンジンをかけ、回転を少し高めにして、約5分間自車の補機バッテリーを充電する
- エンジンスイッチ<パワースイッチ>がOFFの状態でいずれかのドアを開閉する
- 救援車のエンジン回転を維持したまま、エンジンスイッチ<パワースイッチ>をいったんONにしてからエンジン<ハイブリッドシステム>を始動する
- エンジン<ハイブリッドシステム>が始動したら、ブースターケーブルをつないだときと逆の順ではずす
- 救援用端子カバーを閉じ、ヒューズボックスのカバーをもとどおりに取り付ける
エンジン<ハイブリッドシステム>が始動しても、早めにレクサス販売店で点検を受けてください。
知識
- 補機バッテリーあがり時の始動について
この車両は、押しがけによる始動はできません。
- 補機バッテリーあがりを防ぐために
- 補機バッテリーがあがってしまったときは(コンバーチブル以外)
- バッテリーがあがってしまったときは(コンバーチブル)
- 補機バッテリー端子をはずすときは
補機バッテリー端子をはずすと、コンピューターに記憶されている情報が消去されます。補機バッテリー端子をはずすときは、レクサス販売店にご相談ください。
- 補機バッテリーの充電について
補機バッテリーの電力は、車両を使用していないあいだも、一部の電装品による消費や自然放電のために、少しずつ消費されています。そのため、車両を長期間放置すると、補機バッテリーがあがってエンジン<ハイブリッドシステム>を始動できなくなるおそれがあります。(補機バッテリーは走行中に自動で充電されます)
- 補機バッテリーあがり時や取りはずし時など
コンバーチブル:バッテリー脱着直後は、トノカバーが半開になっている可能性があるため、一度ソフトトップルーフを全開または全閉にしてください。
補機バッテリー脱着直後はスマートエントリー&スタートシステムによるドアの解錠ができない場合があります。解錠できなかった場合はワイヤレスリモコン、またはメカニカルキーで解錠・施錠を実施してください。
補機バッテリー脱着後、最初の始動操作ではエンジン<ハイブリッドシステム>が始動できないことがありますが異常ではありません。再度始動操作を行ってください。
車両は常に電源の状態を記憶しています。補機バッテリー脱着時、車両は補機バッテリーをはずす前の状態に復帰します。補機バッテリーを脱着する際は、エンジンスイッチ<パワースイッチ>をOFFにしてから行ってください。
補機バッテリーがあがる前の状態が不明の場合、補機バッテリー接続時は特に注意してください。
補機バッテリーがあがった場合は、Pから他のポジションに切りかえることができない可能性があります。
その場合は、後輪が固定されているため、後輪を持ち上げないと車両の移動ができません。
- 補機バッテリーを交換するときは
一括排気タイプの補機バッテリー(欧州規格)を使用してください。
LC500:交換前と同一のケースサイズ(LN4)、20 時間率容量(20HR)が同等(80Ah)以上、かつ性能基準値(CCA)が同等(685A)以上の補機バッテリーを使用してください。
LC500h:交換前と同一のケースサイズ(LN3)、20 時間率容量(20HR)が同等(70Ah)以上、かつ性能基準値(CCA)が同等(600A)以上の補機バッテリーを使用してください。
取っ手の付いている補機バッテリーを使用してください。
取っ手が付いていない補機バッテリーを使用すると、補機バッテリーを取り出しにくくなります。
交換後は、補機バッテリーの排気穴に次のものを確実に取り付けてください。
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排気穴栓
排気穴
排気ホース
詳しくは、レクサス販売店にご相談ください。
警告
- 補機バッテリー端子をはずすときは
必ず-端子を先にはずしてください。+端子を先にはずすと、+端子が周辺の金属部分にふれた場合、火花が発生し火災につながるおそれがあるほか、感電し重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
- 補機バッテリーの引火または爆発を防ぐために
補機バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険ですので、火や火花が発生しないよう、次のことをお守りください。
- 補機バッテリーの取り扱いについて
補機バッテリー内には有毒で腐食性のある酸性の電解液が入っており、また関連部品には鉛または鉛の混合物を含んでいるので、取り扱いに関し、次のことを必ずお守りください。
- 補機バッテリーあがりの処置をしたあと
早めにレクサス販売店で補機バッテリーの点検を受けてください。
補機バッテリーが劣化している場合、そのまま使い続けると補機バッテリーから異臭ガスが発生し、乗員に健康障害をおよぼすおそれがあり危険です。
- 補機バッテリーを交換するときは
交換後は、交換した補機バッテリーの排気穴に排気ホースと排気穴栓を確実に取り付けてください。正しく取り付けられていないと、ガス(水素)が車内に侵入したり、引火して爆発するおそれがあり危険です。
注意
- ブースターケーブルの取扱いについて
ブースターケーブルを接続したり、取りはずすときは、冷却ファンやベルトに巻き込まれないように十分注意してください。
- ブースターケーブルを接続するときは
指定の端子および接続箇所以外にブースターケーブルを接続しないでください。電子機器に悪影響をおよぼしたり、破損につながったりするおそれがあります。
- 救援用端子について
この車の救援用端子は、他の車から応急的に補機バッテリーを充電するためのものです。この救援用端子を使用して、他の車のバッテリーあがりを救援することはできません。