車両に充電ケーブルを接続して充電を行う前に、必ず次の事項をご確認ください。

知識

充電電流について

普通充電の最大電流は30Aです。ただし、普通充電器(スタンド)の最大電流によっては、充電電流は30Aよりも小さくなることがあります。

安全機能について
  • 車両に充電ケーブルが接続されているときは、パワースイッチを操作してもEVシステムを始動することはできません。

  • READYインジケーターが点灯しているときに充電ケーブルを接続すると、EVシステムは自動的に停止し、走行できなくなります。

  • 車両に充電ケーブルが接続されているときは、シフトポジションをP 以外に切りかえることはできません。

警告

充電するときの警告

ペースメーカー(植込み型心臓ペースメーカー/植込み型両心室ペーシングパルスジェネレータ)装着のお客様は、充電の操作はご自身ではなさらず、ほかの方にお願いしてください。

  • 充電時は、普通充電器(スタンド)、急速充電器(スタンド)・V2H 機器、充電ケーブルに近付かないでください。充電により、ペースメーカーの動作に影響を与えるおそれがあります。

  • 充電中は車内にとどまらないでください。充電により、ペースメーカーの動作に影響を与えるおそれがあります。

  • ものを取るときなどに、ラゲージルームなど含めた車内に入り込まないでください。充電により、ペースメーカーの動作に影響を与えるおそれがあります。

車両に充電ケーブルが接続されているとき

シフトポジションを操作しないでください。

万一、充電ケーブルが故障していた場合、シフトポジションがP からほかのシフトポジションに切り替わることがあり、車両が動いて思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

充電に関する留意事項

この車は一般家庭用のAC コンセントに接続して駆動用電池を充電できますが、一般的な電気製品と次の点が大きく異なるため、取り扱いを誤ると火災や感電事故が発生し、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • 普通充電時は、長時間にわたって大電流が流れる

  • お客様の充電環境によっては、屋外で充電作業を行う

    充電作業は、本書で説明している内容をよくお読みいただいた上で、正しい手順に沿って行ってください。

  • お子さまなど、不慣れな方だけで充電作業を行わないでください。また、普通充電ケーブルは幼児の手の届かない場所で保管してください。

  • 充電器(スタンド)・V2H 機器で充電する場合は、機器の使用手順に従って作業を行ってください。

  • 公共の普通充電器(スタンド)で充電する場合は、タイマー充電の設定状態を確認してください。

    • 充電スケジュールが登録されているときは一時的にOFFにするか、“今すぐ充電”をON にしてください。(→“今すぐ充電”をONにするには, “今すぐ充電”をONにするには

    • 充電スケジュールがON になっていると、普通充電ケーブルを接続しても充電が開始されません。また、充電が開始しなくても、普通充電ケーブルを接続したことで課金される場合があります。

普通充電・急速充電・V2H 充電/ V2H 給電前の重要確認事項

必ず次の点をご確認ください。

  • パーキングブレーキが確実にかかっていること(→パーキングブレーキ

  • ヘッドランプ、非常点滅灯・室内灯などのランプ類が消灯していること

    ランプ類が点灯していると、それらの機器に電力が消費され、充電時間が長くなります。また、V2H 給電の時間が短くなります。

  • パワースイッチがOFF になっていること(→パワー(イグニッション)スイッチ

普通充電ケーブルの点検

知識

普通充電・急速充電・V2H 充電について

普通充電と急速充電・V2H 充電を同時に行うことはできません。2 つある充電インレットの両方に充電ケーブルを接続しても、いずれか一方のみで充電されます。

駆動用電池の容量低下について

駆動用電池は使用していくうちに、徐々に電池容量が低下していきます。低下する割合は車の使い方、使用環境により異なります。電池容量の低下を抑えるために、次のことを心がけてください。

  • 満充電状態での高温炎天下での駐車は極力避ける

  • 走行中にひんぱんな急加速、急減速をしない

  • 最高車速付近での走行を控える

  • 充電は走行開始前に満充電になるよう、タイマー充電(→タイマー充電機能を使う(普通充電))を活用する

  • ひんぱんな急速充電・V2H 充電は避ける

なお、電池の容量が低下すると走行できる距離が減少しますが、車両性能などが著しく低下するものではありません。

充電後に駆動用電池の残量が低下するとき

次の場合、システムの保護のために、充電完了後の駆動用電池の残量が通常よりも少なくなる(満充電後の走行可能距離が短くなる)ことがあります。

  • 気温が低い、または高い環境で充電したとき

  • 高負荷走行の直後、かつ炎天下で充電したとき

上記に該当しないのに、充電完了後の駆動用電池残量が大幅に低下したときは、レクサス販売店で点検を受けてください。

※:

この場合、駆動用電池の残量表示が満充電になっていても、通常よりも早く残量が低下します。

駆動用電池への充電量が減少するとき

エアコンの使用、または駆動用電池ヒーターの作動等により駆動用電池への充電電力が小さくなった場合、駆動用電池への充電量もしくは駆動用電池残量が減少することがあります。

充電時間が長くなるとき

次のような場合は、充電時間が通常より長くなることがあります。

  • 低温または高温の環境下にあるとき

  • 車両の電力消費量が大きいとき(ヘッドランプが点灯しているときなど)

  • マイルームモードを使用しているとき

  • 充電中に停電したとき

  • 電源が切れたとき

  • 外部電源の供給電圧が低下したとき

  • 車両を長期間放置したことなどにより、補機バッテリーの充電量が低下したとき

  • 車両の充電電流設定で充電電流上限を変更したとき(→充電時に家庭のブレーカーが落ちる場合は

  • 駆動用電池ヒーターが作動したとき

  • 充電前に駆動用電池冷却(→駆動用電池冷却)が作動したとき

  • 接続先のコンセントなどに問題があるとき

  • 高負荷走行の直後などで駆動用電池の温度が高いとき

  • 普通充電器(スタンド)・急速充電器(スタンド)・V2H機器で供給電力を調整しているとき

  • ひんぱんに急速充電・V2H 充電をくり返したとき

普通充電電力について

この車両は最大約6kWの普通充電が可能です。

ただし、使用する普通充電器(スタンド)、または普通充電ケーブルによっては、充電電力が制限される場合があります。

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