ヘルプネットについて

ヘルプネット(エアバッグ連動タイプ)は、交通事故発生時や急病などの緊急事態発生時に、自動またはボタン操作でヘルプネットセンターに電話接続し、車内からの通報救援要請を補助支援するシステムです。

さらに、あおり運転などのトラブルのときでも、警察へ状況に応じて通報します。

また、交通事故発生時車両データの活用により、お客様の重症度を推定し、ドクターヘリなどの早期出動判断を行うD-Call Net 機能に対応しています。

ヘルプネットは、警察や消防への緊急通報サービスです。ロードサービスへの取次ぎは行いません。

知識

  • いたずらなどで緊急車両などが出動したとき、該当費用に関しての請求をされたり、関連法規により処罰されることがあります。いたずらをしないでください。
  • 事故発生時以外でも、エアバッグが作動したときには自動通報します。このようなときには、ヘルプネットセンターのオペレーターに理由を告げて通報を終了してください。
  • 表示灯は、緊急通報可能または不可能状態を正しく表示しないことがあります。たとえば、解約時の処理をしていない中古車などに搭載された通信モジュールを使用するときは、サービスの契約をしていない状態でも緊急通報可能状態として表示することがあります。

注意

  • ヘルプネットスイッチパネルなどに液体をかけたり、強い衝撃を与えたりしないでください。ヘルプネットスイッチパネルなどが故障すると、緊急通報ができなくなったり、システム状態を正確にお知らせすることができなくなります。ヘルプネットスイッチパネルなどが故障したときは、必ずレクサス販売店にご相談ください。
  • 緊急通報および手動保守点検時は、スピーカーまたはマイクに故障不具合などがあると、ヘルプネットセンターのオペレーターと通話できません。これらの機器が故障したときは、必ずレクサス販売店にご相談ください。

サービス開始と解約について

ヘルプネットは、G-Link 申込み後にヘルプネット手動保守点検を実施すると利用できます。エンジン<ハイブリッドシステム>始動後、しばらくすると緑の表示灯が点灯します。その後、ヘルプネット手動保守点検を必ず契約者本人で行うようにしてください。

ヘルプネットを解約したいときは、G-Link契約を解約すると、同時に解約されます。

ヘルプネットは(株)日本緊急通報サービスの登録商標です。

緊急通報について

エアバッグ作動による自動通報

エアバッグ作動時など、お車に一定以上の衝撃が加わると、自動的にヘルプネットセンターに通報します。

ドライバー異常時停車支援システム(LTA連動型)作動による自動通報

ドライバー異常時停車支援システム(LTA連動型)作動によってお車が自動停車すると、自動的にヘルプネットセンターに通報します。

ボタン操作による手動通報

乗員がヘルプネットボタンを押すと、ヘルプネットセンターに通報します。

各部の名称とはたらき

ヘルプネットスイッチパネル

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  1. マイク:緊急通報中や手動保守点検中のハンズフリー通話時に使用します。
  2. ヘルプネットボタン:ボタン操作による手動通報をします。また、手動保守点検をするときに押します。
  3. 赤と緑の表示灯の点灯の組み合わせにより機器の故障、緊急通報中などシステムの動作を知らせます。

マルチメディアシステム

緊急通報時や保守点検時にメッセージを表示します。

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安全のために

警告

  • 安全運転を心がけてください。ヘルプネットは、交通事故や急病時などの救援通報を補助するものであり、乗員保護の機能を持つものではありません。乗員保護のために、乗員はシートベルトを着用し、安全運転を心がけてください。
  • 緊急事態が発生したときは、人命救助とけが人の対処を最優先にしてください。
  • 緊急事態発生により燃料の匂いや異臭を感じるときは、車内にとどまらずにただちに安全な場所に避難してください。
  • 手動保守点検は契約者本人が行い、ヘルプネットスイッチパネルの緑の表示灯が点灯していることを必ず確認してください。
  • マルチメディアシステムは衝撃などによって、作動しなくなることがあります。このようなときには、最寄りの公衆電話などから通報してください。
  • 補機バッテリーの電圧低下または接続が断たれたとき、ヘルプネットセンターと通信できないことがあります。
  • 携帯電話サービスエリア内であっても電波状態または回線混雑のために、緊急通報や通話が困難になることがあります。この場合は、ヘルプネットセンターと回線接続しても、ヘルプネットセンターと通信できず、救援要請の通報および通話ができません。緊急通報できないときには、最寄りの公衆電話などから通報してください。
  • 事故発生時、エアバッグが作動せず、車両へ強い衝撃が加わっていないときは自動通報されません。また、エアバッグが作動しても通報されないことがあります。このようなときにはボタン操作による手動通報をしてください。
  • 以下のときは緊急通報できません。緊急通報できないときには、最寄りの公衆電話などから通報してください。
    • 携帯電話サービスエリア外で使用している
    • 関連機器(ヘルプネットスイッチパネル、ディスプレイ、マイク、スピーカー、通信モジュール、アンテナ、およびこれらを接続する電気配線など)に異常または損傷があり、故障している
    • G-Link契約が未契約、または契約期限が切れている
    • 手動保守点検を実施していないため、緊急通報可能状態になっていない
  • 緊急通報時は、ヘルプネットセンターへの回線接続をくり返し行います。ただし、電波状態などの理由で回線接続ができないときは、ヘルプネットスイッチパネルの赤の表示灯が点滅し、通報しないまま緊急通報を終了します。通報が必要なときには、最寄りの公衆電話などから通報してください。
  • 緊急通報後に救援を待つ間は、後続車の追突などの二次災害を防ぐ手段をとり、乗員は安全な場所へ避難してください。基本的には車内にとどまらず、窓を開け、ヘルプネットセンターのオペレーターの声が聞こえる車外で、安全な場所を確保してください。
  • 安全のため、走行中は緊急通報をしないでください。走行中の通報はハンドル操作を誤るなど、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。緊急通報は、停車して安全を確認してから行ってください。
  • G-Link契約を解約してもヘルプネットスイッチパネルの緑の表示灯が点灯しているときは、レクサス販売店にご相談ください。
  • ヒューズ交換は、必ず表示された規格のヒューズをご使用ください。規定以外のヒューズを使用すると、発煙、発火の原因となり、火災につながるおそれがあり危険です。
  • 煙が出る、異臭がするなど異常な状態で使用すると、発火の原因になります。ただちに使用を中止してレクサス販売店にご相談ください。

注意

  • マルチメディアシステム内部は精密な構造になっています。無理に分解しようとすると、故障の原因になります。万一、異常などがあるときには、すぐにレクサス販売店にご相談ください。
  • 関連機器などの取りはずしをすると、接触不良や機器の故障などを引き起こし、緊急通報ができなくなることがあります。取りはずしが必要なときには、レクサス販売店にご相談ください。
  • 緊急通報および手動保守点検時は、スピーカーまたはマイクに故障などがあると、ヘルプネットセンターのオペレーターと通話ができません。これらの機器が故障したときは、必ずレクサス販売店にご相談ください。
  • 以下の温度範囲以外では、緊急通報が正常に動作しないことがあります。そのときは、最寄りの公衆電話などを使用してください。動作温度範囲:-20℃~+60℃
  • 実際の通報地点とヘルプネットセンターに通報される位置には、誤差が発生することがあります。通報地点や目標物は、ヘルプネットセンターのオペレーターと通話で相互確認してください。
  • 呼び返し待機状態で火災発生などの危険がある場合、および車外に避難するときは、パーキングブレーキをしっかりかけて、エンジンスイッチ<パワースイッチ>をOFFにしてください。

ヘルプネットをお使いになる前に

ヘルプネットは、手動保守点検を実施してからご利用ください。

  1. 手動保守点検を行い、以下の点を確かめる。
    • 通信が正常に始まる。
    • 通話ができる。
    • 通報位置が正しい。(ヘルプネットセンターとの通話で確認)
  2. 手動保守点検後、ヘルプネットスイッチパネルの緑の表示灯が点灯していることを確かめる。

    ヘルプネットスイッチパネルの緑の表示灯が点灯しないときは、再度、手動保守点検をしてください。

    警告

    • 以下のように、関連機器が正常に動作しないとき、緊急時にヘルプネットセンターへ正しい情報が伝わらず、救援困難となる可能性があります。
      • 通信が始まらない。
      • 通報位置とヘルプネットセンターの位置表示が違う。
      • 通話できない。
    • 手動保守点検後、ヘルプネットスイッチパネルの緑の表示灯が点灯しないとき、緊急通報は動作しません。表示灯が正常に点灯しないときは、レクサス販売店にご相談ください。

エアバッグ作動による自動通報

エアバッグ作動時など、お車に一定以上の衝撃が加わると、自動的にヘルプネットセンターに通報されます。

  1. エアバッグ作動時など、車に一定以上の衝撃が加わると、緊急通報が開始されます。
    • スイッチパネルの緑の表示灯が点滅し、システムが作動していることを知らせます。
    • メッセージが表示され、その都度、メッセージと同内容の音声案内が流れます。
    • エアバッグが作動しなくても、事故の形態によっては通知を開始する場合があります。
  2. ヘルプネットセンターに車両の位置などが送信されます。
  3. データ通信完了後、通話モードになります。
  4. 通話中画面が表示されます。ヘルプネットセンターのオペレーターに、状況やけがの状態、警察、消防またはレクサス緊急サポート24への通報の要・不要を伝えます。
お客様からの応答がない場合には意識不明と判断し、オペレーターがお客様に代わって速やかに救急車の手配を要請します。
  1. 警察、消防またはレクサス緊急サポート24への通報が必要なときは、ヘルプネットセンターが警察、消防またはレクサス緊急サポート24に接続します。
  2. 通話終了後、通話中画面が終了します。その後約60 分間は、ヘルプネットセンターおよび救援機関からの電話による問い合わせのため、呼び返し待機状態になります。このあいだにかかってくる電話は、自動的にハンズフリー通話でつながります。

    警告

    • 呼び返し待機状態のあいだは、後続車の追突などの二次災害を防ぐ手段をとり、乗員は安全な場所へ避難してください。基本的には車内にとどまらず、窓を開け、ヘルプネットセンターのオペレーターの声が聞こえる車外で、安全な場所を確保してください。
    • 呼び返し待機中は、緊急通報に関係のない着信も自動的にハンズフリー通話でつながります。通話中は救援活動に関わる着信であっても、着信できません。

    緊急通報終了後約60分間の呼び返し待機状態で電話がかかってくると、さらに約60分間、呼び返し待機状態が延長されます。このあいだにかかってくる電話は自動的にハンズフリー通話でつながります。呼び返し待機中にエンジンスイッチ<パワースイッチ>をOFFにしても、60分間は呼び返し待機状態が継続し、ヘルプネットスイッチパネルの緑の表示灯が点滅表示します。

  3. 呼び返し待機状態が終了すると、ヘルプネットスイッチパネルの緑の表示灯が点滅表示を終了します。
  4. 車内および車外の状況に応じて二次災害を防ぎながら、最も安全な処置をして救援を待ちます。

    知識

    • 緊急通報中に音声案内が流れているあいだは、通話することができません。音声案内が終わったら、ヘルプネットセンターのオペレーターと通話して、状況をお知らせください。
    • 緊急通報開始から通話終了までのあいだは、オーディオなどの音声が自動的にミュート(消音)されます。
    • 誤操作などでヘルプネットセンターに接続されたときは、車両から通信または通話を終了することができません。終了する場合には、ヘルプネットセンターのオペレーターに理由を告げて通報を終了してください。ただし、オペレーターとの通話中に電波状態の悪化によって回線が切断されることがあります。

    警告

    緊急通報できなかったときは、最寄りの公衆電話などから通報してください。

    • 携帯電話サービスエリア外では緊急通報できません。緊急通報できなかったときには、最寄りの公衆電話などから通報してください。
    • 携帯電話サービスエリア内であっても、電波状態または回線混雑のために、緊急通報や通話することが困難になることがあります。このときは、ヘルプネットセンターと回線接続しても通信できず、救援要請の通報および通話ができません。
    • 緊急通報時は、ヘルプネットセンターへの回線接続をくり返し行います。ただし、電波状態などにより回線接続ができないときには、ヘルプネットスイッチパネルの赤の表示灯が点滅し、通報しないまま緊急通報を終了します。通報が必要なときには、最寄りの公衆電話などから通報してください。

ボタン操作による手動通報

急病などの緊急事態発生時、車内からヘルプネットセンターへ通報するときにボタン操作をすることで緊急通報ができます。

エンジンスイッチ<パワースイッチ>がACCまたはONのとき、ヘルプネットボタンを押すと緊急通報が始まります。あとは音声案内やヘルプネットセンターのオペレーターの指示にしたがってください。

  1. ヘルプネットスイッチパネルの緑の表示灯が点灯していることを確かめます。
  2. ヘルプネットスイッチパネルのカバーを開きます。
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  3. ヘルプネットボタンを押します。
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  4. ヘルプネットセンターへ接続を開始し、緊急通報が開始されます。
    • スイッチパネルの緑の表示灯が点滅し、システムが作動していることを知らせます。
    • メッセージが表示され、その都度、メッセージと同内容の音声案内が流れます。
  5. ヘルプネットセンターにデータ通信を行い、車両の位置などが送信されます。
  6. データ通信完了後、通話モードになります。
  7. 通話中画面が表示されます。ヘルプネットセンターのオペレーターに、状況やけがの状態、警察、消防またはレクサス緊急サポート24への通報の要・不要を伝えます。
手動通報時には、ヘルプネットセンターのオペレーターは、通報者の要請に基づき警察、消防などに接続します。通話にて状況を直接オペレーターにお知らせください。
  1. 警察、消防またはレクサス緊急サポート24への通報が必要なときは、ヘルプネットセンターが警察、消防またはレクサス緊急サポート24に接続します。
  2. 通話終了後、通話中画面が終了します。その後約60 分間は、ヘルプネットセンターおよび救援機関からの電話による問い合わせのため、呼び返し待機状態になります。このあいだにかかってくる電話は、自動的にハンズフリー通話でつながります。

    緊急通報終了後約60分間の呼び返し待機状態で電話がかかってくると、さらに約60分間、呼び返し待機状態が延長されます。このあいだにかかってくる電話は自動的にハンズフリー通話でつながります。呼び返し待機中にエンジンスイッチ<パワースイッチ>をOFFにしても、60分間は呼び返し待機状態が継続し、ヘルプネットスイッチパネルの緑の表示灯が点滅表示します。

    警告

    • 呼び返し待機状態のあいだは、後続車の追突などの二次災害を防ぐ手段をとり、乗員は安全な場所へ避難してください。基本的には車内にとどまらず、窓を開け、ヘルプネットセンターのオペレーターの声が聞こえる車外で、安全な場所を確保してください。
    • 呼び返し待機中は、緊急通報に関係のない着信も自動的にハンズフリー通話でつながります。通話中は救援活動に関わる着信であっても、着信できません。
  3. 呼び返し待機状態が終了すると、ヘルプネットスイッチパネルの緑の表示灯が点滅表示を終了します。

    知識

    • 緊急通報中に音声案内が流れているあいだは、通話することができません。音声案内が終わったら、ヘルプネットセンターのオペレーターと通話して、状況をお知らせください。
    • 緊急通報開始から通話終了までのあいだは、オーディオなどの音声が自動的にミュート(消音)されます。
    • 誤操作などでヘルプネットセンターに接続されたときは、車両から通信または通話を終了することができません。終了するときには、ヘルプネットセンターのオペレーターに理由を告げて通報を終了してください。ただし、オペレーターとの通話中に電波状態の悪化によって回線が切断されることがあります。

    警告

    • 緊急通報できなかったときは、最寄りの公衆電話などから通報してください。
      • 携帯電話サービスエリア外では緊急通報できません。緊急通報できなかったときには、最寄りの公衆電話などから通報してください。
      • 携帯電話サービスエリア内であっても、電波状態または回線混雑のために、緊急通報や通話することが困難になることがあります。このときは、ヘルプネットセンターと回線接続しても通信できず、救援要請の通報および通話ができません。
      • 緊急通報時は、ヘルプネットセンターへの回線接続をくり返し行います。ただし、電波状態などにより回線接続ができないときには、ヘルプネットスイッチパネルの赤の表示灯が点滅し、通報しないまま緊急通報を終了します。通報が必要なときには、最寄りの公衆電話などから通報してください。

自動保守点検について

自動保守点検は、定期的に自動で実施される保守点検です。お客様が会員登録されているかを、ヘルプネットセンターが確かめます。

自動保守点検を行うための特別な操作は、必要ありません。

  • 点検時期(株)日本緊急通報サービスが定める期間ごとに行われます。
  • 点検時間開始後1~2分で終了します。

注意

自動保守点検開始後、何らかの理由で通信が中断されてしまったときは、次にエンジンスイッチ<パワースイッチ>をOFF からACCまたはONにしたときに、再び自動保守点検を開始します。何度も正常に終了しないときは、レクサス販売店にご相談ください。

手動保守点検を実施する

手動保守点検は、お客様ご自身が手動で実施する保守点検です。

手動保守点検は、以下の保守点検を実施します。

  • 関連機器の保守点検(関連機器修理点検や車両修理後の保守点検)
  • ヘルプネットセンターに会員登録されているかの確認(加入時、契約内容変更時)

警告

手動保守点検の途中で、エンジンスイッチ<パワースイッチ>をOFF にしないでください。手動保守点検が正しく終了しません。スイッチをOFF にしてしまったときは、再度手動保守点検をやりなおしてください。

  1. できるだけ見晴らしの良い場所に車を移動します。
ビルの谷間や工場などの屋内は避けてください。
  1. ヘルプネットスイッチパネルのカバーを開きます。
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  2. エンジンスイッチ<パワースイッチ>をOFF にします。
  3. エンジンスイッチ<パワースイッチ>をACCまたはONにします。
  4. ヘルプネットスイッチパネルの赤と緑の表示灯がともに点灯したら、すぐにヘルプネットボタンを約10秒間押し続けます。
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  5. ヘルプネットセンターに接続を開始します。
    • 手動保守点検が開始されると、ヘルプネットスイッチパネルの緑の表示灯が点滅しはじめます。ボタンから指を離してください。
  6. ヘルプネットセンターに接続すると、最初にデータ通信を行い、以下の確認をします。
    • 車両の現在
    • 手動保守点検をしていること
    • ヘルプネットセンターに会員登録されていること
  7. データ通信完了後、通話モードになります。
  8. マイクを通して、ヘルプネットセンターと通話します。

    ヘルプネットセンターの応対は、自動音声で行われます。自動音声で車両の現在地の確認後に、名前を聞かれます。「ピー」と鳴ったら、お客様の名前を話してください。自動音声で名前をくり返したのち、緊急通報可能であることをお知らせし、通話が終了します。

  9. 通話の終了後に点検を終了します。

    緑の表示灯は点滅を終了し、最新のシステム状態を表示します。

    知識

    • 手動保守点検開始から通話終了までのあいだは、オーディオなどの音声が自動的にミュート(消音)されます。
    • 手動保守点検中はヘルプネットが優先されるため、ハンズフリー/ヘルプネットを除くG-Linkサービスなどは利用できません。手動保守点検が終了してからご利用ください。

    警告

    手動保守点検を実施するときは、途中で中断せず、最後まで完了してください。手動保守点検が正常に終了しても緑の表示灯が点灯しない場合、緊急通報できない可能性があるため、レクサス販売店にご相談ください。

    注意

    手動保守点検は見晴らしのよい場所で行ってください。

    • 手動保守点検は、正確に位置情報を送ることができることを確認しています。手動保守点検はビルの谷間や工場などの屋内は避け、GPSを受信できる見晴らしのよい場所で行ってください。
    • 手動保守点検開始後、何らかの理由でヘルプネットセンターとの接続ができなかったときは、ヘルプネットスイッチパネルの赤の表示灯が点滅します。このときはエンジンスイッチ<パワースイッチ>を一度OFFにして、赤の表示灯の点滅が終了してから手動保守点検をやりなおしてください。携帯電話サービスエリア内でやりなおしても接続されないときには、レクサス販売店にご相談ください。

表示灯について

ヘルプネットシステムはシステムの作動状態をヘルプネットスイッチパネルの赤と緑の表示灯でお知らせします。

表示灯

動作状態

対処法

点灯

消灯

動作中のとき(携帯電話サービスエリア内)

緊急通報がご利用になれます。

消灯

点灯

動作中のとき(携帯電話サービスエリア外)

緊急通報ができません。携帯電話サービスエリア内に移動して使用してください。

関連機器に異常があるとき(携帯電話サービスエリア内)

携帯電話サービスエリア内でいつまでもこの表示が続くときは機器の故障が考えられます。レクサス販売店にご相談ください。

点滅

消灯

緊急通報中のとき(呼び返し待機状態を含む)

緊急通報が終了しても表示が変化しないときは、レクサス販売店にご相談ください。

手動保守点検中のとき

手動保守点検が終了しても表示が変化しないときは、レクサス販売店にご相談ください。

消灯

点滅

緊急通報に失敗したとき

約10秒後に表示が変化します。再度緊急通報するか、最寄りの公衆電話などから通報してください。

自動保守点検を何回も連続して失敗したとき(携帯電話サービスエリア外)

携帯電話サービスエリア内に移動して、手動保守点検をしてください。それでも表示が続く場合は、レクサス販売店にご相談ください。

手動保守点検に失敗したとき

約10秒後に表示が変化します。携帯電話サービスエリア内に移動してから、再度試みてください。

関連機器に異常があるとき

いつまでも正常な表示に戻らないときは、機器に異常があることが考えられます。ただちにレクサス販売店にご相談ください。

ヘルプネット専用補助バッテリーの寿命が切れたとき

レクサス販売店で交換してください。

点灯

点灯

エンジンスイッチ<パワースイッチ>をON にしたとき(約5 秒間)

20秒以上続くときは、機器に異常があることが考えられます。レクサス販売店にご相談ください。

関連機器に異常があるとき

消灯

消灯

ヘルプネットサービスの契約が切れているとき

G-Linkサービスを契約してください。

関連機器が動作していないとき

エンジンスイッチ<パワースイッチ>をACCまたはONにしてもこの状態が続くときは、レクサス販売店にご相談ください。

手動保守点検をしていないとき

手動保守点検を行います。

警告

  • 表示灯が以下のときには、ヘルプネットシステムに異常があることをお知らせしています。これらの異常表示がされたとき、システムが正常作動せず緊急通報できないことがあります。ただちにレクサス販売店にご相談ください。
    • エンジン<ハイブリッドシステム>始動後にヘルプネットスイッチパネルの赤と緑の表示灯が約 5秒間点灯したあと、赤の表示灯が点滅し続ける。
    • エンジン<ハイブリッドシステム>始動後、赤と緑の表示灯の点灯がいつまでも続く。
    • 携帯電話サービス圏内にもかかわらず赤の表示灯がいつまでも続く。
    • エンジン<ハイブリッドシステム>始動後に赤と緑の表示灯が点灯しない。
  • 表示灯は、緊急通報可能または不可能状態を正しく表示しないことがあります。たとえば、解約時の処理をしていない中古車などに搭載された関連機器を使用するときは、サービスの契約を結んでいない状態においても緊急通報可能状態として表示することがあります。

緊急通報できない場合について

以下のようなときには、ヘルプネットサービスが提供できない、またはヘルプネットサービスに支障が出ることがあります。

G-Link契約の不成立または消滅

  • 未契約のとき
  • 契約が締結できないとき
  • 契約の解除が実施されたとき
  • 契約が終了したとき

ヘルプネット利用登録の不成立

  • 未登録の場合
  • 手動保守点検を完了していない場合
  • 登録情報が更新されていない場合

関連機器の異常による通信不能

  • 関連機器(ヘルプネットスイッチパネル、ディスプレイ、マイク、スピーカー、通信モジュール、アンテナおよびこれらを接続する電気配線など)の故障
  • 補機バッテリーの電圧低下など、関連機器の故障・消耗など
  • 車両の衝突・横転時の衝撃や車両火災などによる、関連機器の損傷

緊急通報センターシステムの位置評定エラー

GPSのシステムの異常、トンネルや建物の密集地、フェリー降船後などでGPSでの位置演算の誤差が大きいとき、地図データベースが古くマップマッチングに誤差が大きいときなど、位置評定が正常に行われないまたは誤差が大きいとき

知識

ヘルプネットは、GPSから位置情報を取得しています。

ヘルプネットセンター/G- Linkセンターシステムの異常による通信不能

  • センターシステムの故障など
  • センターの火災などによる、センターシステムの損傷

ヘルプネットで利用する通信網に起因する通信不能

  • 本サービスに使用する携帯電話サービスエリア外に、“登録車両”が位置するとき
  • 本サービスに使用する携帯電話サービスエリア内であっても、電波の受信状態が悪く、結果として通信ができないとき
  • 本サービスに使用する携帯電話網または一般公衆固定網(中継網を含む)が著しく混雑しているなど、通話利用もしくは通話時間が制限され、結果としてヘルプネットによる通信ができないとき
  • 本サービスに使用する通信事業者が大規模災害などにより通話が制限され、結果としてヘルプネットによる通話ができないとき
  • 本サービスに使用する携帯電話網または一般公衆固定網(中継網を含む)のサービスが事故、保守、工事などのため中断または休止されたとき

緊急通報事業者の都合によるサービス提供の中断または休止

  • センターシステムの保守を、定期的にまたは緊急に行う必要があるとき
  • 大規模な事故や災害により、一時的に緊急通報がセンターに集中したとき

その他の要因

手動通報で、ヘルプネットセンターからの問いかけに対して、通報者から応答が無く、ヘルプネットセンターとして状況把握ができないとき(手動通報後に容体が悪化した、強盗や暴漢に襲われたなど)

故障とお考えになる前に

マルチメディアシステムが正常に作動しなくなったときは、以下の表にしたがって確認してください。表にしたがって対処しても作動しないときは、レクサス販売店にご相談ください。また、万一異常が起きたら、必ずレクサス販売店に修理をご依頼ください。

症状

考えられること

処置

緑の表示灯が点灯しない

手動保守点検が正常に完了していない。

手動保守点検をする。

緊急通報できない

エンジンスイッチ<パワースイッチ>をACCまたはONにした直後の点検中ではありませんか。

緑の表示灯が点灯するまで待ってから、ヘルプネットボタンを操作して通報してください。

電波状態は良好ですか。

電波状態の良好な場所に移動して、手動保守点検を実施してください。

携帯電話のサービスエリア外で使用していませんか。

携帯電話回線が混雑している。

しばらくしてから、または電波状態の良好な場所に移動して、手動保守点検を実施してください。

エンジンスイッチ<パワースイッチ>をOFFにしても赤または緑の表示灯が点滅し続けた

緊急通報中ではありませんか。

「緊急通報を、終了しました」という音声案内が流れてから約60分経過するまで待って、緑の表示灯の点滅が終了することを確かめてください。

エンジン<ハイブリッドシステム>始動後、表示灯が両方共に点灯しない

G-Link契約がされていますか。

G-Link契約をする。

警告

緊急事態発生時に緊急通報できないときは、最寄りの公衆電話などから通報してください。

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