“AUTO”スイッチをONにすることで、設定温度に合わせて吹き出し口と風量を自動で調整します。

注意

補機バッテリーあがりを防ぐために

EVシステム停止中は、エアコンを必要以上に使用しないでください。

湿度センサーについて
  • フロントウインドウガラスの曇り検知のために、フロントウインドウガラスの温度やその付近の湿度などを監視するセンサーが装着されています。

  • センサーの故障を防ぐため、次のことをお守りください。

    • 湿度センサーを分解しない

    • ガラスクリーナーなどを吹きかけたり、強い衝撃を与えたりしない

    • 湿度センサーにシールなどを貼らない

知識

換気とエアコンの臭いについて
  • 車室外の空気を車室内に取り入れたいときは、外気導入にしてください。

  • エアコン使用中に、車室内外のさまざまな臭いがエアコン装置内に取り込まれて混ざり合うことにより、吹き出し口からの風に臭いがすることがあります。

  • エアコン始動時に発生する臭いを抑えるために:

    • 駐車時は外気導入にしておくことをおすすめします。

    • オート設定での使用時にはエアコン始動直後、しばらく送風が停止する場合があります。

  • 駐車時に自動的に外気導入に切りかえることにより駐車中の換気をうながし、始動時に発生する臭いを緩和します。

音声対話サービスについて

音声対話サービスを使用して、エアコンを操作することができます。詳しくは、別冊“マルチメディア取扱説明書”を参照してください。

カスタマイズ機能

センターディスプレイの“車両カスタマイズ”で、“AUTO”スイッチがONのときに連動する機能を設定できます。(→エアコン

エアコン操作スイッチについて

  1. 助手席側温度調整スイッチ
  2. “SYNC”スイッチ(各席連動モード)
  3. エアコンオプション画面表示スイッチ
  4. ショートカット画面表示スイッチ
    いくつかの機能へのショートカットアイコンが表示されます。
  5. 吹き出し口切りかえスイッチ
  6. 運転席側温度調整スイッチ
  7. “AUTO”スイッチ
  8. “OFF”スイッチ
  9. 風量調整スイッチ
  10. 内外気切りかえスイッチ
  11. “A/C”スイッチ

温度を調整する

設定温度を上げるときは温度調整スイッチを右へまわし、下げるときは左へまわします。

“SYNC”スイッチのインジケーターが点灯しているときは、運転席側の設定温度調整に合わせて助手席側の設定温度が調整されます。

“SYNC”スイッチのインジケーターが消灯しているときに“SYNC”スイッチにタッチすると、“SYNC”スイッチのインジケーターが点灯し、助手席側の設定温度が運転席側と同じ設定温度になります。

助手席側温度調整スイッチを操作すると“SYNC”スイッチのインジケーターが消灯し、助手席側の設定温度だけを調整できます。

“A/C”スイッチのインジケーターが消灯している場合は、送風または暖房で使用できます。

風量を切りかえる

風量を増やすときは風量調整スイッチの“+”をタッチするか、風量調整スイッチのアイコンを右へスライドします。風量を減らすときは風量調整スイッチの“-”をタッチするか、風量調整スイッチのアイコンを左へスライドします。

“OFF”スイッチをタッチすると、ファンが止まります。

“-”スイッチをタッチし続ける、または風量調整スイッチのアイコンを左方向へスライドすることでもファンが止まります。

吹き出し口を切りかえる

吹き出し口切りかえスイッチをタッチします。

選択するたびに吹き出し口が切りかわります。

吹き出し口の切りかえ設定により、風が出る位置や風量が変化します。

:上半身に送風

:上半身と足元に送風

:足元に送風

:足元に送風/ガラスの曇りを取る

知識

吹き出し口の位置

内気循環/外気導入を切りかえる

トンネルや渋滞などで、汚れた外気を車内に入れたくないときや、外気温度が高いときに冷房効果を高めたい場合は、内気循環にすると効果的です。

内外気切りかえスイッチをタッチします。

スイッチをタッチするたびに内気循環/外気導入が切りかわります。内気循環を選択しているときはインジケーターが点灯します。

設定温度や室内温度などにより、自動的に切りかわる場合があります。

知識

外気24℃以上でエアコン作動中の内外気切りかえについて
  • エアコンによる消費電力を抑えるために自動で内気循環に切り替わる場合があります。

  • パワースイッチをONすると内気循環に切りかわります。

  • 内外気切りかえスイッチ操作により内気循環/外気導入をいつでも選択できます。

フロント席集中送風モード(S-Flow)

エアコンの送風がフロント席に優先されるよう、送風を自動的に制御する機能です。無駄な冷暖房を抑えることで、電費の向上に貢献します。

フロント席集中送風モードは、次のような状況で作動します。

  • リヤ席に乗員を検知していない

  • フロントウインドウガラスの曇り取りが作動していない

    エアコンオプション画面内のS-Flowスイッチが (ON)になります。

    また、スイッチ操作によりフロント席集中送風モードの作動/非作動を切りかえることができます。このとき、送風の自動制御は作動しなくなります。

  1. エアコンオプション画面表示スイッチをタッチします。(→エアコン操作スイッチについて
  2. “S-Flow”スイッチをタッチします。
    • スイッチがON:フロント席のみへの送風

    • スイッチがOFF:全席への送風

知識

送風の自動制御について
  • 車室内を快適に保つために、EVシステム始動直後や外気温によっては、乗員がいないシートにも送風されることがあります。

  • EVシステム始動後に乗員が車室内を移動した場合や乗降した場合は、乗員の有無を正しく検知できず、送風の自動制御は作動しません。

送風の手動制御について

手動でフロント席のみへの送風に切りかえた場合でも、リヤ席に乗員がいると自動的に全席に送風されることがあります。

送風を自動制御にもどすには
  1. 表示灯が消灯している状態でパワースイッチをOFFにします。
  2. 60分以上経過後にパワースイッチをONにします。

エコ空調モード

エコ空調モードに切りかえると、電費を優先するために空調の効きを抑えます。

  1. エアコンオプション画面表示スイッチを選択する(→エアコン操作スイッチについて
  2. “Eco Heat/Cool”スイッチにタッチします。
    • エコ空調モードでは電費性能を優先させるため、空調が次のように制御されます。空調の効きをよくしたいときは、エコ空調モードを解除してください。

      • EVシステムの出力を制御し、暖房/冷房の能力を抑制します。

      • オート設定での使用時、ファンの風量を抑制します。

    • ドライブモードセレクトのエコドライブモードを選択すると、エコ空調モードに切りかわります。エコドライブモード以外を選択したときは、エコ空調モードが解除される場合があります。

    • エコドライブモード時は自動でエコ空調モードに切りかわっていますが、その場合でも“Eco Heat/Cool”を選択するとエコ空調モードを解除することができます。

    • ドライブモードセレクトのレンジモードを選択すると、自動でエアコンがOFFになります。エアコンを手動でONにすると、レンジモード選択前に使用していたエアコンの設定で作動します。

車内を急速に温める(Max heat)

“Max heat”をON にすると、車内を急速に温めるために、空調設定が一括で切り替わります。

  1. センターディスプレイのショートカット画面表示スイッチをタッチします。(→エアコン操作スイッチについて
  2. “Max heat”スイッチをタッチします。
    • エアコンの運転席側設定温度が“Hi”になり、“AUTO”スイッチがON になります。

    • 運転席側シートヒーターの設定が強になります。

    • ステアリングヒーターの設定が強になります。

    • 次の場合、助手席側シートヒーター/ベンチレーターの設定が“AUTO”になります。

      • “クライメイトコンシェルジュ”がONのとき

      • 助手席に乗員がいるとシステムが判断したとき

    • “SYNC”のインジケーターが点灯しているときは、助手席の設定温度も“Hi”になります。

知識

“Max heat”について
  • “Max heat”スイッチでは設定をOFF にできません。

  • “Max heat”スイッチを操作後、エアコンの温度調整スイッチで設定温度を調整することができます。

  • “クライメイトコンシェルジュ”がON の時は、“AUTO”スイッチをON にすることで、シートヒーター、シートベンチレーター、ステアリングヒーターも設定温度に合わせて自動調整されます。

  • 各機能をお好みで調整頂くこともできます。

車内を急速に冷やす(Max cool)

“Max cool”をON にすると、車内を急速に冷やすために、空調設定が一括で切り替わります。

  1. センターディスプレイのショートカット画面表示スイッチをタッチします。(→エアコン操作スイッチについて
  2. “Max cool”スイッチをタッチします。
    • エアコンの運転席側設定温度が“Lo”になり、“AUTO”スイッチがON になります。

    • 運転席側シートベンチレーターの設定が強になります。

    • 次の場合、ステアリングヒーターの設定が“AUTO”になります。

      • “クライメイトコンシェルジュ”がONのとき

    • 次の場合、助手席側シートヒーター/ベンチレーターの設定が“AUTO”になります。

      • “クライメイトコンシェルジュ”がONのとき

      • 助手席に乗員がいるとシステムが判断したとき

    • “SYNC”のインジケーターが点灯しているときは、助手席の設定温度も“Lo”になります。

知識

“Max cool”について
  • “Max cool”スイッチでは設定をOFF にできません。

  • “Max cool”スイッチを操作後、エアコンの温度調整スイッチで設定温度を調整することができます。

  • “クライメイトコンシェルジュ”がON の時は、“AUTO”スイッチをON にすることで、シートヒーター、シートベンチレーター、ステアリングヒーターも設定温度に合わせて自動調整されます。

  • 各機能をお好みで調整頂くこともできます。

「ナノイーX」について

エアコンには「ナノイー」発生装置が搭載されています。この装置は運転席窓側の吹き出し口を通じて、水に包まれた肌や髪にやさしい弱酸性の「ナノイー」を放出し、室内を爽やかな空気で満たします

  1. エアコンオプション画面表示スイッチをタッチします。(→エアコン操作スイッチについて
  2. “nanoe™X”スイッチをタッチします。
    • “nanoe™X”スイッチがONのときは、エアコンの送風が始まると、自動的に「ナノイーX」が作動します。

    • 「ナノイー X」の作動中、次の条件で効果を発揮します。次の条件以外では、効果が十分に得られない場合があります。

      • 吹出し口が、上半身、上半身と足元または足元のとき

      • 運転席中央側の吹き出し口が開いているとき

    • 「ナノイー X」作動時は、微量のオゾンが発生し、かすかに臭うことがありますが、森林など、自然界に存在する程度の量なので、人体に影響はありません。

    • 作動中、かすかに作動音が聞こえることがありますが、故障ではありません。

    ※1:

    「nanoe」、「ナノイー」および「nanoe」マークは、パナソニック株式会社の商標です。

    ※2:

    温湿度環境、風量・風向きによっては「ナノイー」の効果が十分に得られない場合があります。

警告

「ナノイー X」について

このシステムは高電圧の部品を含むため、分解/修理はしないでください。修理が必要な場合は、レクサス販売店にお問い合わせください。

注意

「ナノイー X」の損傷を防ぐために

運転席側の吹き出し口の近くでスプレーを使用したり、吹き出し口にものをはめ込んだり貼ったりしないでください。システムが正常に働かなくなるおそれがあります。

吹き出し口の操作

風向きの調整と吹き出し口の開閉

次のように操作して、風向きの調整や吹き出し口の開閉をします。

  • フロントセンター

    風向きの調整

    吹き出し口の開閉

    1. 閉じる
    2. 開ける
  • フロントサイド

    風向きの調整

    吹き出し口の開閉

    1. 閉じる
    2. 開ける
  • リヤ

    1. 風向きを調整する
    2. 吹き出し口を開閉する

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