ITS Connect 割り込み表示による通知/案内/注意喚起

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グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

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状況に応じて、次の通知/案内/注意喚起をマルチインフォメーションディスプレイに割り込み表示します。

ヘッドアップディスプレイ装着車:右折時注意喚起、赤信号注意喚起、出会い頭注意喚起はヘッドアップディスプレイにも割り込み表示します。

FCTA(フロントクロストラフィックアラート)装着車:出会い頭注意喚起はパノラミックビューモニターにも表示します。

右折時注意喚起(DSSS用路側装置との通信)

交差点で右側方向指示灯を点滅させて右折待ちをしているときに、対向車や歩行者がいるにもかかわらず発進しようとしているなど、対向車や右折先の歩行者を見落している可能性があるとシステムが判断したときに、ブザーと表示で注意喚起を行います。

交差点に設置されているDSSS用路側装置(感知器)の種類によって、注意喚起の表示は次のように異なります。

  • 対向車および歩行者を感知する交差点

  • 対向車のみを感知する交差点

  • 注意喚起の表示内容は、実際の交通状況と異なる場合があります。

  • 一定時間経過後に注意喚起が消えますが、周囲に車や人がいないことを示すものではありません。

右折時注意喚起(通信機を搭載した車両との通信)

DSSS用路側装置が設置されていない交差点で、地図データを用いることにより、右側方向指示灯を点滅させて右折待ちをしているときに、通信機を搭載した対向車がいるにもかかわらず発進しようとしているなど、対向車を見落している可能性があるとシステムが判断したときに、ブザーと表示で注意喚起を行います。

  • 注意喚起の表示内容は、実際の交通状況と異なる場合があります。

  • 一定時間経過後に注意喚起が消えますが、周囲に車や人がいないことを示すものではありません。

出会い頭注意喚起

地図データを用いることにより、交差点で停車しているときに、右または左方向から交差点に進入してくる車両がいるにもかかわらず発進しようとしているなど、接近する右または左方向の車両を見落している可能性があるとシステムが判断したときに、ブザーと表示で注意喚起を行います。

FCTA(フロントクロストラフィックアラート)装着車は低速走行中にも、表示による注意喚起を行います。

  • 注意喚起の表示内容は、実際の交通状況と異なる場合があります。

  • 一定時間経過後に注意喚起が消えますが、周囲に車や人がいないことを示すものではありません。

赤信号注意喚起

赤信号の交差点手前にさしかかってもアクセルペダルを踏み続けているなど、赤信号を見落している可能性があるとシステムが判断したときに、ブザーと表示で注意喚起を行います。

信号待ち発進準備案内

赤信号で停車したとき、青信号にかわるまでの待ち時間の目安をバー表示で表します。

待ち時間が残り少なくなるとバー表示が消え、まもなく信号がかわることを表します。

緊急車両存在通知

緊急車両(救急車)がサイレンを鳴らして近辺を走行しているときに、ブザーと音声案内により、自車に対する緊急車両のおおよその方向/距離/進行方向を表示します。

緊急車両の距離と進行方向が表示されていないときは、自車のすぐ近くに緊急車両がいることを表します。

知識

交差点ごとの作動する通知/案内/注意喚起について

道路に設置されているDSSS用路側装置の種類により発信している情報が異なるため、交差点によって作動する通知/案内/注意喚起は異なります。

システムが正常に作動しないおそれがあるとき
  • 例えば次のような状況などでは、車両の位置や向きを正しく特定できず、システムが正常に作動しないおそれがあります。

    • 高いビルや高い街路樹に囲まれているとき

    • トンネルや高架下を通過しているとき

    • EVシステムを始動してから、しばらく走行するまでの間

  • 例えば次のような状況などでは、正しく通信ができず、システムが正常に作動しないおそれがあります。

    • 周囲に大型車が走行しているときなど、通信が遮られたとき

    • 通信を妨害する電波が発せられているとき

    • DSSS用路側装置の向きが変わってしまっているとき

    • DSSS用路側装置がメンテナンス中や故障しているとき

    • 他車両の通信機が故障しているとき

  • 右折時注意喚起(DSSS用路側装置との通信)は、次のような状況などでは正常に作動しないおそれがあります。

    • 交差点内で一旦停止せずに右折しようとしたとき

    • 周囲の環境や天候、DSSS用路側装置の劣化などの影響により、対向車や歩行者の検知性能が低下しているとき

    • 対向車や歩行者が周囲の建物や別の車両に隠れているとき

    • DSSS用路側装置の検知範囲外に対向車や歩行者がいるとき

    • DSSS用路側装置から受信した情報が誤っているとき

  • 右折時注意喚起(通信機を搭載した車両との通信)は、次のような状況などでは正常に作動しないおそれがあります。

    • 交差点内で一旦停止せずに右折しようとしたとき

    • 地図データと実際の道路状況が異なるため、交差点付近であることが判断できないとき

    • 相手通信車両から受信した情報が誤っているとき

  • 出会い頭注意喚起は、次のような状況などでは正常に作動しないおそれがあります。

    • 交差点手前で一旦停止せずに通過しようとしたとき

    • 地図データと実際の道路状況が異なるため、交差点付近であることが判断できないとき

    • 相手通信車両から受信した情報が誤っているとき

  • 赤信号注意喚起は、次のような状況などでは正常に作動しないおそれがあります。

    • 遅い速度で走行しているとき

    • 停車しているとき

    • 交差点付近の側道や駐車場内の通路など、DSSS路側装置が設置された道路と並行する場所を走行しているとき

    • DSSS用路側装置から受信した情報が誤っているとき

  • 信号待ち発進準備案内は、次のような状況などでは正常に作動しないおそれがあります。

    • 前方の信号機が青信号、黄信号または矢印信号のとき

    • 青信号にかわるまでの待ち時間が残り少ないとき

    • 停車していないとき

    • 交差点付近の側道や駐車場など、DSSS路側装置が設置された道路と並行する場所に停車しているとき

    • DSSS用路側装置から受信した情報が誤っているとき

  • 緊急車両存在通知は、次のような状況などでは正常に作動しないおそれがあります。

    • 緊急車両と自車の距離が一定以上離れているとき

    • 緊急車両が自車から遠ざかる方向に走行しているとき

    • 立体交差付近を走行しているとき

    • 緊急車両から受信した情報が誤っているとき

出会い頭注意喚起の支援タイミングについて

FCTA(フロントクロストラフィックアラート)装着車の出会い頭注意喚起の支援タイミングは、FCTAの注意喚起タイミングと連動して変更されます。

カスタマイズ機能設定のしかた

センターディスプレイのカスタマイズ設定から、ITS Connectの設定を変更することができます。(→ITS Connect

  • 支援タイミング

    次の機能の支援タイミング(早い/遅い)を切り替えることができます。 (初期設定:早い)

    • 赤信号注意喚起

    • 出会い頭注意喚起

    • 右折時注意喚起

  • 信号情報

    次の機能のON/OFFを切り替えることができます。 (初期設定:ON)

    • 赤信号注意喚起

    • 信号待ち発進準備案内

  • 道路環境情報

    次の機能のON/OFFを切り替えることができます。 (初期設定:ON)

    • 右折時注意喚起

    • 出会い頭注意喚起

  • 緊急車両通知

    緊急車両存在通知のON/OFFを切り替えることができます。(初期設定:ON)

  • クルーズ(ITS)

    通信利用型レーダークルーズコントロールのON/OFFを切り替えることができます。(初期設定:ON)

※1:

各機能の支援タイミングを個別に変更することはできません。

※2:

FCTA(フロントクロストラフィックアラート)非装着車

※3:

“信号情報”または“道路環境情報”に含まれる各機能を個別にON/OFFすることはできません。

※4:

FCTA(フロントクロストラフィックアラート)装着車は、FCTAの注意喚起が非作動のときは作動しません。

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