セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)
セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)は、リアバンパー内側にある後側方レーダーセンサーを使用し、停車中に後方車両からの追突の可能性が非常に高いと判断したときに、自動的にブレーキを制御することで、二次衝突による被害の軽減に寄与するシステムです。
警告
- 安全にお使いいただくために
- 安全運転を行う責任は運転者にあります。常に周囲の状況を把握し、安全運転に努めてください。 
 セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)は停車中に同じ車線を走行する後方車両からの追突の可能性が非常に高いと判断したときに、自動的にブレーキを制御する補助的なシステムです。
 セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)を使用していても状況によっては本システムが有効に機能しないことがあるため、運転者は自らの目視による安全確認をおこなう必要があります。
 システムを過信すると思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
- システムを正しく作動させるために
セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)の作動
セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)は、停車中に同じ車線を走行する後方車両を後側方レーダーセンサーで検出し、追突の可能性が非常に高いと判断したときに、自動的にブレーキと制動灯を制御することで、追突後の自車速度を減速させ二次衝突による被害の軽減に寄与します。

知識
- セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)の作動条件
- 次の条件を満たしたときシステムが作動します。 - パワースイッチがONのとき 
- シフトポジションがR以外のとき 
- 方向指示レバーを操作していないとき 
- 前回作動から約7分以上経過していること 
- 自車から見た後方車の接近速度が約30km/h~100km/hの間 
- 自車の車速が約0km/hのとき 
 ※:- シフトポジションがNのときはブレーキペダル・パーキングブレーキ・ブレーキホールドを操作していないこと 
- センサーが車両を検知する条件
- セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)は、同じ車線を走行する後方車両が追突の可能性が非常に高い状況のとき、検知範囲に入った車両を検知します。 
- システムが検知しない条件
- セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)は、次のような車両や車両以外のものを検知対象としません。 - 小型のオートバイ/自転車/歩行者など 
- ガードレール/壁/標識/駐車車両などの静止物 
- 対向車 
- 隣の車線を走行する他車 
 ※:- 状況によっては検知をすることがあります。 
- セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)が正しく作動しないおそれがある状況
- 次のような状況では後方車両を正しく検知しないおそれがあります。 - センサーやセンサー周辺への強い衝撃などにより、センサーの位置や向きがずれているとき 
- 泥/雪/氷/ステッカーなどがセンサーやセンサー周辺のリヤバンパーに付着したとき 
- 大雨/雪/霧などの悪天候時、水たまりなどの濡れた路面を走行するとき 
- 急勾配の上り/下りが連続した坂道や道路のくぼみ等を走行しているとき 
- けん引しているとき 
- 停車した直後に後方車両が接近したとき 
- 後方車両と自車の中心がずれているとき 
- 斜め後方から車両が近付いてくるとき 
- 自車の後方に他車が急に割り込んできたとき 
- 後方車両の周辺に他車が存在するとき 
- 後方車両の周辺にガードレールや壁などの静止物があるとき 
- 後続車の高さが自車と違いがありすぎるとき 
- 車両後部に自転車キャリアなどのアクセサリーを装着しているとき 
 
- 特に次のような状況では、追突される可能性がなくてもシステムが作動するおそれがあります。 - センサーやセンサー周辺への強い衝撃などにより、センサーの位置や向きがずれているとき 
- けん引しているとき 
- 右左折待ちで停車したときなどに、自車の真うしろを車両が通過するとき 
- 道路脇に停車したときなどに、他車が真横を通過するとき 
- 後方車両が近距離から自車を追い越したとき 
- 後方車両が近距離まで自車に急接近したとき 
- 自車の周辺に複数台の他車が存在するとき 
- 後方車両の周辺にガードレールや壁などの静止物があるとき 
- 停車間際/発進直後に後方車両が接近したとき 
- 走行中にすべりやすい路面などでのブレーキ操作により、自車のタイヤがロックしたときに後方車両が接近したとき 
- 洗車機で洗車しているとき 
 
 
